2016年10月1日、リブランドオープン!

 外国貿易で栄えた時代の建造物を中心に大正レトロ調の街並みが広がる、福岡県北九州市の「門司港レトロ」地区。そこを代表するランドマーク的存在のデザイナーズホテルとして、1998年に開業した「門司港ホテル」が、開業以来初の大規模なリノベーションを施し、2016年10月1日より「プレミアホテル門司港」と名称を変えてリブランド。観光や地域活性化のために新たなステージでの第一歩を踏み出した。

JR門司港駅から徒歩2分。大正レトロ調の街並みを再現した「門司港レトロ」のランドマークとして、開業以来、多くの羨望を集めてきた。

 海峡の街並みに溶け込む「箱舟」を思わせるフォルムが特徴的なこのホテルの設計を担当したのは、建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を受賞したイタリアの有名建築家、故アルド・ロッシ氏。そして日本を代表するアートディレクター内田繁氏がインテリアデザインを手掛けている。

 今回のリノベーション&リブランドは、「アサヒ吾妻橋ホール(スーパードライホール)」のデザインで知られる野沢誠氏が監修。故アルド・ロッシ氏と内田繁氏が築き上げた開業以来のデザインコンセプトはそのままに、より快適な空間と寛ぎ、そして門司港ならではのおもてなしを提供する場へとグレードアップさせた。

リニューアルでさらにリゾート感が高まった、スイートの一例。客室の窓からは、関門海峡のオーシャンビューや門司港レトロビューが広がる。

 リブランドの大きなコンセプトのひとつが、レストランを充実させ「グルメホテル」としてゲストをもてなすこと。

 2015年12月には、リニューアルに先行して、北九州初となる本格的アメリカンスタイルのステーキハウス「レッド&ブラックステーキハウス」をオープン。最高品質の国産牛やプライムビーフにドライ・エイジングの熟成を施し、肉本来のおいしさをあますところなく堪能できるレストランとなっている。

「レッド&ブラックステーキハウス」は、木や煉瓦をモチーフにしたアーリーアメリカン調の落ち着きのある空間。
最高のエイジングビーフや本場アメリカのステーキをその肉の特性に合わせた最適なタイミングで提供する。

 また、地元産の新鮮な食材をふんだんに使ったイタリアンを海峡の眺望とともに味わえる「ポルトーネ」では、3,800円均一のプリフィクススタイルのディナーコースが好評。

 朝食ブッフェに門司港名物「焼きカレー」や「フグの一夜干し」をはじめとする地元の名産や地場食材を取り入れて、北九州の魅力が感じられるような工夫を凝らしているのも特徴のひとつといえる。

門司港名物の焼きカレー。朝食ブッフェでは、地元の名物料理が並ぶだけではなく、なんとデザートブッフェも! ライブキッチンでは女性シェフがゲストの目の前でフレンチトーストを焼き上げる。

 そんな「グルメホテル」をとことん楽しみつくすのにおすすめなのが、人気のディナーコースメニュー付きの宿泊プランだ。「関門海峡の夜景を臨みながら旬食材を愉しむイタリアンディナー」、「じっくり熟成・ぎゅっと凝縮した旨味をお届け。熟成牛ステーキディナー」は、いずれも夕朝食の2食付きでひとり11,650円~。詳細は公式サイトをチェックして!

プレミアホテル門司港
所在地 福岡県北九州市門司区港町9−11
電話番号 093-321-1111(代)
http://premier.premierhotel-group.com/mojiko/

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文=立花奈緒(ブレーンシップ)