シーズン・ラオ展「美濃・余白」8月30日まで開催中

1、羅針盤なき時代の「ローカルの価値」を、現代アートによって照らすための場所です。

2、シーズン・ラオ「美濃・余白」個展開催中です。(5月22日 作家によるオンライン写真講評会開催)

3、「Season Lao 宿泊プラン」スタート。NIPPONIAとの連携によって、ローカル(地方)でアート事業を成功させる新しい仕組みを実現しました。

古い蔵の面影を残しつつ、ホテルのフロントおよびカフェを併設した現代美術ギャラリー。

 この度、NIPPONIA 美濃 商家町(運営:みのまちや株式会社 所在地:岐阜県美濃市)に、現代美術ギャラリー【GALLERY COLLAGE】(ギャラリーコラージュ)がオープンいたしました。豪商の別邸を改修した古民家宿泊施設内の質の高い展示空間を舞台に、“現代アートとローカルの新しい関係”をつくります。

 つきましては、取材にお越しいただければ幸いです。

美濃の手漉き紙を素材とした新作も数点発表している展覧会。

1、羅針盤なき時代の「ローカルの価値」を、現代アートが照らします。

 高度経済成長・グローバル化によって捨て去られてきた、ローカルの世界。その土地の自然・歴史文化に根ざした暮らしとその風景は、いままた、わたしたちにとって大きな意味を持つようになりました。この時代だからこそ、地方の暗い夜の虫の音の奥に感じる様々な気配が、わたしたちの進むべき方向を示してくれるはずです。

 この場所でアーティストが捉え、表現する作品は、ここに住むわたしたちがよく知る景色を、新しい姿で照らしてくれるでしょう。

 「NIPPONIA 美濃 商家町」は、まちづくり事業として、現代アートと和紙を高いレベルで接続することで、地域の伝統産業と原風景の価値を、広く発信していきます。

京都を拠点に活動する、マカオ出身の現代美術作家シーズン・ラオ氏

2、シーズン・ラオ「美濃・余白」個展開催中です。(5月22日作家によるオンライン写真講評会開催)

 オープニングエキシビジョンはシーズン・ラオ (劉善恆/Season Lao )による「美濃・余白」展です。

 レジデンス・プログラムで美濃の風景を取材し、ユネスコ無形文化遺産である「本美濃紙」にアプローチした、完成度の高い新作を発表しました。

(シーズン・ラオのホームページはこちら http://www.season-lao.com/art-photo/?p=2766

 2021年5月22日には、オープニングイベントで行われた写真ワークショップ「美濃 心の風景を写そう」への参加者による、作品展示およびオンライン講評会を開催します。地元の高校の写真部を含む、地域の方々の撮った「心の風景」を、作家が講評します。

Lotuses 2 氷蓮図(二) Size 75.5 x 168cm Year 2019 ED 3 handmade-paper, ink

3、「Season Lao 宿泊プラン」スタート。NIPPONIAとの連携によってローカル(地方)でアートを継続事業として成功させる新しい仕組みを実現しました。

 作品と泊まれる「Season Lao 宿泊プラン」がスタート。期間限定で客室「満月」内に、シーズン・ラオのインスタレーション「氷蓮図」を含む複数の作品を展示しています。

(予約用特別ページはこちら https://www6.489pro.com/asp/489/Ex.asp?p=Ax9TBvFz41)

制作前のレジデンス・プログラムは、NIPPONIA 美濃 商家町の全面的なサポートのもと、客室への宿泊滞在と、和紙の手漉き職人や機械漉き工場などへの現地ツアーが実施されました。また、併設の和紙専門店「Washi-nary(ワシナリー)」にからの素材提供で新作を制作するなど、後援体制を充実させています。

 作品販売だけでなく、宿泊など複数の要素を組み合わせて、事業として継続運営が可能な仕組みを構築しています。まちづくりとアートのどちらの視点からも新しい試みです。

 本企画のディレクターは株式会社spongeの齋藤一樹氏。親切ギャラリーの企画・運営サポート、及びアーティスト・イン・レジデンスの現地滞在コーディネート、及び作家の選定を行っています。ギャラリー運営は、みのまちや株式会社のギャラリー専任スタッフで行っています。

みのまちや株式会社は、ホテル及びギャラリーの運営を、地域の住民によって行う。

■NIPPONIA事業

 「なつかしくて新しい日本の暮らしをつくる」をコンセプトに、兵庫県丹波篠山市を起点に全国14地域にまちづくりとして宿泊施設等を展開しており現在までで28棟がOPENしています。

 町全体を一つのホテルと見立てて、地域と一体になった体験価値を提供する仕組みで、まちづくり事業を行っています。

伝統的な蔵がファサードのNIPPONIA 美濃 商家町YAMAJOU棟(2019年7月OPEN)

■NIPPONIA 美濃 商家町

 1300年の歴史を持つ「美濃和紙」を商い大きく発展した町「美濃」。美濃の中心市街に位置する「うだつの上がる町並み」に建つ、和紙原料問屋の別邸と蔵を客室として改修しました。客室は金庫蔵、材料蔵、茶室、庭園、迎賓室など個性豊かな建物に、美濃和紙の壁紙や美濃手漉き和紙職人の手がけた和紙作品等の特別な設えを施した、和紙の町ならではの和紙に囲まれた、特別な空間です。「和紙のつくった町に出逢える宿」として、美濃在住スタッフによるご案内や朝食の提供を始め、特別な客室での滞在だけでなく、美濃の町をまるごと楽しんで頂けるおもてなしを提供しています。2020年7月に2棟目がOPENしました。

施設名:NIPPONIA 美濃 商家町(にっぽにあ みのしょうかまち)

所在地:岐阜県美濃市本住町1912-1

併設施設:現代美術館【GALLERY COLLAGE】、和紙専門店【Washi-nary】

2棟目となるNIPPONIA 美濃 商家町YAMASITI棟(2020年9月OPEN)

■みのまちや株式会社

 美濃市にて増加する空き家の利活用と、歴史的資源を活用した観光まちづくりによる地域活性化を目的に、丸重製紙企業組合(本社:岐阜県美濃市 代表理事:辻晃一)と株式会社NOTE(本社:兵庫県篠山市 代表取締役:藤原岳史)の合同出資によって設立。古民家再生や宿泊施設事業など美濃和紙の文化を未来につなげ地域に新たな生業を生む事業を実施しています。

会社名:みのまちや株式会社

設立:2018年4月18日

代表:代表取締役 辻晃一

資本金:100万円

所在地:岐阜県美濃市御手洗464

事業内容:まちづくり事業、宿泊施設経営・運営

世界的な現代美術作家シーズン・ラオ

■シーズン・ラオ (劉善恆/Season Lao )

1987年マカオ生まれ、日本在住。マカオ理工学院大学卒業。

変わりゆく地元のアイデンティティの模索をしたいという思いから作り上げた彼の作品が反響を呼び、

生家を含む歴史的建造物群の価値が再評価されて取り壊しが中止になる。

20代の10年間で北海道に移住。東日本大震災をきっかけに、人と自然が共存する道を探す必要性を強く感じる。

彼はその後東洋美術の精神性を取り入れて、グローバリズムの中で社会問題を反映する作品を制作している。

現在は京都を拠点にしながら、アジアと欧米の展示会やアートフェアで作品を発表している。

日本、中国、韓国、アメリカ、イタリア、スイス、シンガポール、台湾などコレクション多数。

シーズン・ラオ展「美濃・余白」に寄せて

 ”シーズン・ラオ氏は、現代社会の物質主義に対して、古来より伝わる東洋美術の「余白」へと意識を投げ込み、形而上学の考えにもとづいた作品を発表し続けています。彼の創造する、自然界における雪や雲などにある余白を感じさせる作品は、自然と人間との隔たりなき世界観を表現し、国内外で高く評価されています。

 彼の芸術における「余白」の美学は、観る者に対して自然的な美しい印象を与えるだけでなく、周囲の環境に響き渡り、鑑賞者一人ひとりの心にある原風景をも思い起こさせるような独特の余韻があります。作品はどこか桃源郷を感じさせ、共にこの心の理想郷に住まい、対話することが叶うかのような印象を受けます。

 彼の作品において重要な要素の一つは、東アジアにある伝統文化である手漉き紙を用いていることです。 今回ラオ氏が美濃を訪れ、日本最古1300年の歴史を持つ、世界文化遺産でもある本美濃和紙の造り手との縁が生まれました。

 コロナで生活が制限される現在、「無いよりも有る方がよい」という価値観が横行する中、心から忘れ去られつつある「東洋の余白」と対峙し、美濃の新しい現代美術作品との出会いとなることを期待しております。”

蔵の入口をくぐり、コーヒーを飲みながら質の高い展示を楽しむことができる。

■sponge 齋藤一樹

 アートディレクター。1982年 京都府出身、福岡市在住。国内外の若手アーティストとの繋がりの中で、アートに関わる企画提案を行う。2017年に、アーティストが活躍するための場作り、社会との接点を拡げていく事業を展開するために 株式会社 sponge を設立。現在、アートコーディネイト・ギャラリー運営・商業施設やホテルでの企画・アートを活用したまちづくりなどを行う。

写真:千葉顕弥、cotonari猪股誠野、他

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