プールサイドでまどろみ、水彩画を描くひととき

ボロブドゥール遺跡に行かない朝は、プールサイドでヨガを楽しみたい。

 「アマンジウォ」では、ほとんどの滞在ゲストは、ボロブドゥール遺跡に行く以外は、プールサイドやレストラン、客室などでのんびりと過ごすことが多いのだという。早朝に出かけない日には、朝一番のヨガが気持ちいい。プールサイドでたっぷり1時間、身体のコンディションと「氣」を整えれば、爽やかに一日を始めることができる。ヨガの後に、遠くボロブドゥール遺跡を眺めながらいただく朝食のおいしいこと!

メイン棟のレセプション前にあるライブラリー。天井が高く、外光が差し込んで気持ちいい。写真集が充実している。
メイン棟2階にあるギャラリー。ジャカルタ出身のアーティストの作品が飾られていた。

 メイン棟のライブラリーも広くて居心地がいいので、写真集を眺めているだけで時を忘れそうだ。2階にはギャラリーもあって、地元のアーティストなどの作品が展示されている。リゾートの中にいながら、インドネシアの文化に触れることができるのだ。

 客室に水彩絵の具と紙が用意されているのも、静かに過ごしたいゲストへの心遣い。建物も、景色も、どこを切り取っても描きたくなるほど美しいので、絵心をくすぐられるというもの。「1週間くらいのんびりとできたら、何枚の絵を描けるかしら」などと妄想を膨らませてしまった。

スパのトリートメントルームは、客室と同じ造りなので広々としている。隣の棟にはマシンジムも完備されている。
フラワーバスは、バラの花の量がハンパじゃない!

 リゾートでリラックスするために欠かせないのはスパ。「アマンジウォ」のスパは、客室のひとつをスパとして使うスタイル。4本の角柱の中央に、トリートメントベッドが鎮座していて、パワースポットでマッサージを受けるような気持ちにさせてくれるし、フラワーバスは、お湯が見えないほどたくさんの花を用意してくれて、幸せな気持ちにさせてくれる。

 トリートメントの種類は多くはないが、本場のジャヴァニーズマッサージを楽しむことができるのは、ジャワ島のリゾートならでは。強めのマッサージで日頃の疲れを解いてくれる。

ディナータイムのライティングが素晴らしいメインレストラン。

 レストランでは、インドネシア料理、各種西洋料理など、さまざまなメニューがあるが、お勧めはインドネシア料理のセットメニュー。スープに続いて、6種類のインドネシア料理、そしてデザートというもの。ふたりでも食べきれないくらいの量があるので、おかわり自由という感じ(笑)。いろいろな味を楽しむことができるので人気のメニューだ。同じアジア人の私にとっては、どのお料理も素晴らしくおいしくいただける味つけで、ついつい食べ過ぎてしまった!

こちらがインドネシア料理のセットメニュー、マカンマラム。中央にあるのは揚げた玉ネギを載せた長粒米のご飯。手前左から時計回りに、エビのココナツカレー、テンペのサテ、ラム肉の煮込み、チキンやジャックフルーツなどの野菜を煮込んだ「グデッ」、タピオカリーフの炒め物、チキンのカレー風味。

Amanjiwo(アマンジウォ)
所在地 Ds. Majaksingi, Borobudur, Magelang, Central Java, Indonesia
電話番号 +62-293-788-333
URL http://amanjiwo.com

【日本での問い合わせ先】
アマン

フリーダイヤル 0120-951-125(日本語での対応は平日11:00~19:00のみ)

2015.09.25(金)
文・撮影=たかせ藍沙