みるみるうちに多彩な料理が盛られていく!

バナナリーフカレーは、ご飯、カレー、パリパリせんべいが食べ放題。鍋を持って店内を行ったり来たりしている兄ちゃんに目で合図をすれば、おかわりができる。

 では、その暗黙の了解ルールを紐ときます。バナナリーフカレーの注文方法です。

※3ページ目に、現地マレーシアのバナナリーフカレー店の様子を動画で紹介しています。注文してからバナナリーフカレーが完成するまでの流れをお見逃しなく!

 「バナナリーフカレー」と口頭(もしくは、テーブルの上にバナナリーフを置いてもらうイメージで、人さし指で四角を描くジェスチャー)で注文すると、まずバナナの葉っぱだけがテーブルの上に置かれます。

 その状態でしばし待っていると、お店の人が、野菜で作った惣菜、唐辛子の素揚げ、チャツネ(スパイスで作ったソース)、パパド(パリパリせんべい)などを運んできてくれ、テキパキと葉っぱに盛ってくれます。

バナナリーフカレーは野菜の惣菜が3~4種のっていて、これがとても美味。ポテトのスパイスあえ、オクラのカレー炒め、キュウリのサラダ、ウリのスパイス揚げなど。
左:ご飯の上にカレーをかけたら、バナナリーフカレーの完成!
右:カレーは、フィッシュ(辛口)、チキン(中辛)、ダールの3種類を提供している店が多い。

 次に、メインの白いご飯が葉っぱの中央に盛られたら、カレーが運ばれてきて、ご飯の上にかけてくれます。これで完成! あとは全部をぐちゃぐちゃに混ぜてもよし、ひとつずつ味を確かめながら食べてもよし、カレーが足りなければ「もうちょっと足して~」と追加をお願いしてもよし。

 ときにお店の兄ちゃんがきいてきます。「スパイシー?」。これは辛いのは大丈夫か、という意味で、辛い料理が好きなら、「イエース!」と笑顔で答えましょう。バナナリーフのカレーは激辛なことはあまりないので大丈夫。ただ、付け合わせのチャツネやソースは辛い場合があるので、そのあたりは慎重にね。

2015.08.22(土)
文=古川 音
撮影=古川 音、三浦菜穂子