■馬来西亜マレー【東京・祖師ヶ谷大蔵】

「プタイライス」1,085円(税込)。マレーシアのジャングルで採れるプタイ(日本語名ネジレフサマメ)はコリッとした食感が特徴。

 マレーシアを愛してやまない日本人夫婦が経営するお店。数ある人気メニューの中の逸品はプタイカレー。プタイとは、マレーシアのジャングルに自生するマメ科の植物で、現地では生や佃煮にして食べるもの。プタイ好きの店主が試行錯誤を重ねて作りだしたのがこのカレーで、現地にもないオリジナル料理。仕込みに5時間をかけ、プタイ特有の渋い味を芳香なカレーのスパイスに融合させた技ありの逸品です。

URL http://malaysiamalay.s2.weblife.me/

■新記 四谷三丁目店【東京・四ツ谷】

「香港カリージーローミー」820円。新記 四谷三丁目店のみで提供。クリーミーなカレーに麺がしっかり絡む。

 コシのある極細麺が人気の香港麺「新記」。都内に3店舗展開していますが、その中の四谷三丁目店で、マレーシアの絶品チキンカレーが味わえます。じゃがいも、鶏肉がゴロゴロと入ったカレーは、ココナッツミルクで仕上げたまろやかな味。甘口に感じますが、食べているうちにジワジワッと汗が。この濃厚なカレーを極細麺にからめて食べるのが新記流。新しいカレーの魅力にハマってしまいます。

URL http://www.honkonmen-shinki.jp/index.php

■モンスーンカフェ 渋谷【東京・渋谷】

「骨付き鶏もも肉のマレーシアンカレー」950円。身がほろっと骨から外れるほど時間をかけて煮込まれている。

 東京・大阪・ロサンゼルスで展開するエスニック料理の人気店「モンスーンカフェ」。ここの渋谷店で、骨付きの鶏もも肉がドカーンと入ったインパクトのあるマレーシアカレーが楽しめます。ほろほろと崩れるほどやわらかく煮こまれた鶏は、スパイスの効いた甘めのルーがからんでいて、ご飯だけでなく、ビールにも合うんです。食べるたびにまた食べたくなる常習性のある味です。

URL http://www.monsoon-cafe.jp/

2015.07.11(土)
文=古川 音
写真=古川 音、三浦菜穂子