工場見学、そしてホテル&スパとロクシタン三昧!

ロクシタンの工場の中は撮影禁止。

 ナチュラルで有名な化粧品ロクシタンの工場があるのは、マルセイユから車で約1時間半のマノスク。ここにはロクシタンの歴史や哲学などを紹介するミュージアムもある。

売店にはあらゆるロクシタン製品が並ぶ。香水のコーナーも充実。

 1976年に23歳の青年だったオリビエ・ボーサンが、幼少の時に体験したプロヴァンス伝統の香りを再現すべく、ローズマリーを昔の蒸留器で精製したエッセンシャルオイルをマルシェで売ったところから始まった「ロクシタン」。今や、800種類の厳選された原材料を用い、衛生管理の徹底した工場で作られている。香水のテイスティング・コーナーでは、男女の香水の違いの体験なども。工場見学は予約すれば誰でもできて、隣接する売店では、ちょっとお得に10%引きで商品を購入できる。

The L’Occitane Factory, Museum & Garden
(ロクシタン・ファクトリー・ミュージアム&ガーデン)

所在地 Z.I. Saint Maurice, 04100 Manosque
電話番号 +33-4-9270-3208
URL http://www.loccitane.co.jp/info/factorytour.html

修道院時代のままの外観を保つ「ル・クーヴァン・デ・ミニム ホテル&スパ」。

 そして、ここからさらに車で走ること2時間半のマーヌに、ロクシタンが経営するホテル「ル・クーヴァン・デ・ミニム ホテル&スパ」があって、このエリアは、ロクシタン好きにはたまらない。

中に入ると、大空間にモダンなインテリアが不思議とマッチ。

 17世紀に建った修道院を改装したこのホテルは、厳しい審査を経た水準の高いホテルとレストランからなる会員組織「ルレ・エ・シャトー」に加入している。一歩中に入ると、昔の造りを生かしながらもモダンさも感じる快適な空間が広がる。そして、もちろんロクシタンのスパがある。アウトドアのプールの他に、スパ内に水中エアロバイクが置かれたインドアプールも備えている。客室のアメニティはロクシタン。

ロクシタンのスパの、ナチュラルで落ち着いたトリートメント室とプール。

 ホテルの内装は、自然な木材にラヴェンダーなどパステル・カラーを取り入れたナチュラル・モダン。私が泊まった部屋は、塔屋になっていて、木の螺旋階段を上って部屋に入る。二方に庭を望む窓が開いて、部屋の真ん中にラヴェンダー色のリネンのベッドが置かれ、オトメ心わしづかみのかわいい部屋だった。

秘密の部屋のように、狭い回り階段を上がると、窓から庭が見えるこんなかわいい部屋が現れる。

Le Couvent des Minimes Hôtel & Spa
(ル・クーヴァン・デ・ミニム ホテル&スパ)

所在地 Rue les Jeux, 04300 Mane
電話番号 +33-4-9274-7777
URL http://www.couventdesminimes-hotelspa.com/

2015.04.14(火)
文・撮影=小野アムスデン道子