極寒・睡魔・花粉と戦いながら撮影した最新作

――今回『シャッフル』での轟役は『パラダイス・キス』のときと違って、クールで寡黙な役柄ですね。

 ラスト近くまで、ほとんど喋らないですねぇ(笑)。こういうクールな役は、周りが面白いことをしていても自分は我慢しなければならない。それはそれでストレスが溜まりますよね(笑)。みなさん年上なのに、若々しくて、元気な方なので、こちらも気負わずに楽しませてもらいました。金子(ノブアキ)さんは熱くて、カッコいい方。2人の一連のシーンが終わったとき、手を差し出してくれて固い握手をしたんですよ。

――ロケ地だった倉庫は、極寒だったと聞いています。

 シンドかったですね。寒いうえに、花粉の量が多くて、もう恐ろしい現場でしたね。寒すぎると、本当に舌が全然回らないんですよ。みなさんカットが終わるごとに、ジェットヒーターの前に駆け寄っていました。あと、毎日1時間ぐらいしか睡眠時間がない。密室劇で順撮りだったので、徐々にヒステリックになる感じが出ていると思いますよ。とにかく、みんな限界の一歩手前のところで演じていたので(笑)、終わった後はやり切った感でいっぱいでした。

――では『シャッフル』の見所を教えてください。

 みんなでスーツを着ているシーンは、カッコ良くて好きですね。それから、みなさんにはドンデン返しが続く展開って分かったうえで、映画館に行ってほしいですね。とにかくドキドキするより、ワクワクしてほしいんです。

2011.10.22(土)
text:Hibiki Kurei
photographs:Shigeki Yamamoto
styling:Shogo Ito
hair&make-up:Masako Shibuya