よく使うお皿は“ゴールデンスポット”に収納

 我が家では、平日は定番の白いお皿と各自のお椀・お茶碗のみを使うことにして、おもてなし用や見た目重視のお皿は、時間に余裕のある休日用にすると決めています。

我が家の平日を支えるお皿達。ちょっと乱暴に扱っても大丈夫。タフな業務用のお皿です。

 写真右下の26センチの平皿は、ハンバーグも、パスタも、朝の目玉焼きとソーセージとトースト一緒盛り、なんて時にも重宝。
 左上の16センチの平皿は、パンや、肉や魚のちょっとしたグリルをのせるなんて時に使えます。
 左下の立ち上がりのある16センチのお皿は、子どものカレー皿やサラダに。
 上中央の直径12センチ・高さ10センチのお皿は、煮物やスープに使えます。
 その右のガラスのボウルは、朝食のシリアル、切り分けたフルーツ、サラダや和え物にも!
 これらのほかに、各自のマグカップと、ご飯茶碗、お味噌汁用のお椀。

 平日は、このお皿達に盛りつけられる料理しか作らないので、簡単便利。後片付けだって、洗ってそのまま動かずにしまうことができるので、時短この上ないのです!

・よく使うお皿を厳選する。
・そのお皿をしまう場所を厳選する。
・そのお皿に盛りつけやすいお料理を作る。

 よく使うお皿も、よく作るお料理も、人によって違うはず。自分なら何かな? を意識して、出しやすい場所にまとめてみて下さい。わざわざ別の場所に移動するのではなく、食器棚の中の一番出し入れしやすい場所にまとめるだけでもOK!

 一番よく使う物は、“ゴールデンスポット”の中でも一番の特等席に座らせることを意識して下さいね。ぐっと使いやすく、ストレスフリーになるはずです。

厳選したお皿をこちらに収納。一番よく使う物は、特等席へ!!

 1週間単位で見れば、週末など時間があるときには新しいお料理にチャレンジしたり、レストランを気取って素敵なテーブルセッティングもできるかもしれません。平日と休日、そんな風にメリハリをつけることを大切にしたら、気が楽に、そして生活が楽しくなるはず!

 毎日をご機嫌に、気分よく過ごせるようになりたいですね。

鈴木尚子 (すずき なおこ)
ライフスタイルオーガナイザー。SMART STORAGE!代表。アパレル業界でデザイン、企画、人材育成に携わったのち、専業主婦に。第2子出産後、パーソナルスタイリングの仕事をスタート。その後、ライフオーガナイズを学び、日本ライフオーガナイザー協会マスターライフオーガナイザーとして、片付けと収納のアドバイスを行っている。また、クローゼットオーガナイザー認定講師として、洋服のスタイリングとクローゼットの整理収納術のセミナーも開催中。著書『もっと心地いい暮らし』(中経出版)に続き、初めて監修を手がけた絵本『ななちゃんのおかたづけ』(つがねちかこ・作/赤ちゃんとママ社)を2014年2月24日に、『ママと子どもの心地いい収納』(KADOKAWA/メディアファクトリー)を3月7日に、“子どもの片付け本”を2冊刊行。
公式サイト http://smartstorage.jp/
公式ブログ http://ameblo.jp/naowr

Column

鈴木尚子のもっと心地いい収納スタイル

CREAのインテリア特集に収納エキスパートとして登場し、“収納ベタ”読者にズバリ適切アドバイスを施した片付けのプロ、鈴木尚子さん。「実は片付けが大の苦手だった」鈴木さんが、結婚・出産を機に見つけ出した片付けの極意とは? 理想の空間や暮らしに近づいていく整理術とは? ご自宅のプライベートフォトを添えて、分かりやすくご紹介します。

2014.04.13(日)
文・撮影=鈴木尚子