110年守り続けてきたタロイモ畑は政府の歴史登録財
ハワイ諸島の中でも最古の島、カウアイ島は別名ガーデン･アイランド(庭園の島)と呼ばれています。この島の北に位置するハナレイという町には、ハナレイ川やハナレイビーチ、レストランやショップが連なるハナレイセンターがあり、観光客が行き交う街です。また、その昔米を作っていた水田が、現在ではタロイモ畑となり、のどかな緑の美しいタロパッチがハナレイ渓谷展望台から望めます。
タロイモ畑が広がるハナレイの町。
政府がサポートをしている広大なタロイモ畑は、リンジーさんの子どもまで合わせると実に6世代にわたり稲の水田とタロイモ作りをしてきた110年の歴史のある日系ハラグチ・ファミリーの畑。アメリカ合衆国の歴史登録財に指定されています。
水田やタロイモ畑が広がる風景。
リンジーさんは、農家の仕事に留まらず、「ハワイの農業 と文化の歴史」の研究や、絶滅に瀕しているタロ水田に生息する野鳥の保護など、精力的に活動しており、このタロ畑では地元の子供たちや観光客を対象に、教育プログラムとして「水田のツアー」もリンジーさん自ら行っています。大変面白いと評判ですので、英語に自信がある人はぜひ参加してください（問い合わせ先：ホオ・プラプラ・ハラグチ・ライス・ミル）。
左から、弟のウィットニー、祖母のジャネット、母キャロル、長女ライラ、祖父のウィリアム、父ロドニー、リンジー＆長男ブラディン、夫ブラッド。
ハナレイの町中にある「ハナレイ・タロ&ジュース・カンパニー」というスタンドは、リンジーさんとご主人のブラッドさんが経営しています。ここで販売されているタロイモの製品は、リンジーさんのお母様からのレシピを譲り受けており、いくつかの商品はKCCファーマーズ・マーケットでも販売されています。
母でもある彼女は2人の子供に、タロの歴史と水田を次世代に引き継いでいく持続性の大切さを伝えるために、タロイモの加工品販売を手がけているのです。
カウアイ島のハナレイの町にある「ハナレイ・タロ＆ジュース・カンパニー」。
ハナレイ・タロ&ジュース・カンパニー Hanalei Taro & Juice Co.
URL http://www.hanaleitaro.com/
所在地 5-5070A Kuhio Hwy, Hanalei, HI 96714
電話番号 +1-808-826-1059
営業時間 11:00～15:00
定休日 日曜日
ホオ・プラプラ・ハラグチ・ライス・ミル Ho`opulapula Haraguchi Rice Mill
URL http://www.haraguchiricemill.org/
Column
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