この記事の連載

 ウェルネスな日帰りトリップを提案する本連載では、幅広い知見を生かしてアウトドアカルチャーを提案するレーベル「焚火遊道」の猪野正哉さん、田中行太さんがさまざまな旅の楽しみ方をコーディネート。

 その第二弾の舞台となるのは栃木・那須。那須を代表する名山「茶臼岳」でスリル満点の岩登り&頂上からの絶景を堪能したら、スタイリッシュなショップやグルメが多く集まる那須の街歩きを楽しもう!

【前篇】岩場が多い山はどう登る?(栃木県・茶臼岳)
【後篇】山頂が最高のフォトスポット! 下山後は温泉へ(栃木県・茶臼岳)
【山登りの必須アイテム&ウェア】ザックに入れておきたい6つの“神器”
【那須・黒磯で街歩き】食文化が集うマルシェ「Chus」&黒磯のアイコン的存在「1988 CAFE SHOZO」


レトロな日本家具が揃うリメイクの匠「ファクトリーサービス」へ

 自然豊かな那須高原の玄関口と言われる黒磯周辺には、古民家をリノベーションした多くのショップが軒を連ねており、洗練された景観は街歩きにピッタリです。そんな黒磯を盛り上げるきっかけとなった街のシンボル「SHOZO CAFE」の店舗設計を手がけた高野さんが運営するのが、ここ「ファクトリーサービス」。

 「普通よりもちょっといいものをこの街に。そんな思いでお洒落な家具を作った」。倉庫をリノベーションした広い店内に足を踏み入れると、そこには家具や椅子、照明や器など、さまざまな家具用品が所狭しと並びます。

 「直せばよくなるものがたくさんあるのに、もったいない。当時のデザイナーさんや家具店の方々が試行錯誤された作品を、もっと後世にも伝えたい」と高野さんは話します。

 ファクトリーサービスで取り扱うのはおもに国内で仕入れたもので、明治から大正、昭和初期に使われていた古家具や日用雑貨がメイン。それらを店主自ら一つひとつ掃除し、塗装を剥がして塗り直し、脚を付け替えるなど、丁寧にリメイクされたものが店に並んでいるのです。

 ちなみに関東地区のなかでもっとも北に位置する市場から仕入れているため、東北のものが多く見られるのも特徴だとか。

2023.11.25(土)
文=平野美紀子
撮影=深野未季
スタイリング=永田哲也