今回のマクロビレシピに欠かせない食材はこれ!

ベジタブルスープストック

マクロビ食材「ベジタブルスープストック」

 コンソメスープを作るときや色々なソース作りにあると便利です。固形タイプ、塩無添加のものなど種類も豊富ですが私が愛用しているのはスカイ・フード社の四季彩々シリーズ「欧風だし」です。顆粒タイプなので溶けやすく、癖のない味わいでそのままお湯に溶いてスープとしていただいても美味。動物性素材はもちろん不使用で、遺伝子組み換え素材及び化学調味料も不使用です。他、和風だしもあり。

干しシイタケ

マクロビ食材「乾(干し)シイタケ」

 戻した干しシイタケはお料理に合わせた大きさにカットして具材として使用。ヘルシーなのに、ニンニクやネギ類などと合わせるとお肉のような旨みを出してくれる食材です。また戻し汁は出汁として使用。これは、マクロビ的には、たまった動物性脂肪やコレステロールを溶かす効果があると言われています。(昔から茶碗蒸しには干しシイタケが使われることからも納得ですね!)旨みもたっぷりなので、捨てずにお料理に使うようにしましょう。使いきれずに残った戻し汁は冷凍も可、またお味噌汁などの出汁にプラスしても◎。

豆乳

マクロビ食材「豆乳」

 豊富に含まれる大豆イソフラボンの効果で女性ホルモンの働きを助けてくれる豆乳は、主に乳製品の代わりとして使います。甘味や添加物の入っていない無調製豆乳を選びましょう。遺伝子組み換え製品ではない、有機栽培の国産大豆を使用したものが望ましいですが、あまりこだわらずに気軽に使ってみましょう。私が愛用しているのは大豆固形成分8%程度のもの。それ以上のものだと大豆の味が強く出てしまい、お料理によっては不向きの場合もあります。コーヒーや紅茶にもミルクの代わりに使えます。

オートミール

マクロビ食材「オートミール」

 オートミールは一般に牛乳で煮たおかゆやクッキー・ケーキの生地に使われたりしますが、私のレシピではホワイトソースで活躍します。煮込むととろみがつく特性を利用して、豆乳と合わせたノンオイルのベジホワイトソースは味付けに塩麹を加えることで一般のホワイトソースに似た食感、味わいに仕上げることができます。消化も良く栄養価も高いオートミールのホワイトソースはカロリーも低くてとてもお勧めです。他には煎って自家製グラノーラに利用したり、タルト生地に使ったりと用途多数。常備しておきたい食品です。

アーモンドパウダー

マクロビ食材「アーモンドパウダー」

 オールベジのお料理では粉チーズの代わりにアーモンドパウダー他、クルミやカシューナッツ、松の実などを煎ってパウダーにしたものを使い、コクを出します。ただしナッツは高カロリーの油脂分! 美味しいのですが食べすぎには注意です。粉チーズの代用の他、クッキーやケーキの生地に入れることで軽い食感の仕上がりと豊かな風味が楽しめます。粉製品全般に言えることですが、特に油脂分の多いナッツ類は酸化しやすいので、開封後すぐに使いきれない場合は冷凍保存がお勧めです。

中村恭子 (なかむら きょうこ)
地産地消料理研究家/健康管理士
クシマクロビオティックス・コンシェルジュ/食育アドバイザー
2011年東京都より長野県茅野市に移住。同年、自身のプロデュースするオールベジの焼き菓子を提供するCafe 楢 Oak(カフェオーク)をオープン。また地産の伝統野菜を紹介するイベントの企画・運営や、それらを使ったオールベジ料理・菓子のメニュー開発等を行う。東京・蓼科で月に一度オールベジ料理を食べて学ぶ料理教室を主催。
ブログ(毎週水曜日更新) http://www.cafe-oak.net
※カフェの営業はゴールデンウィーク・夏季シーズンのみ
Facebook https://www.facebook.com/kyoko.nakamura.18

撮影/秋元良平 http://ryohei-akimoto.jp

Column

自分にも地球にも優しい
「週1回ベジ食」のすすめ

週に1回、お肉を控えて野菜を中心にした食事をする「週1回ベジ食」はじめませんか? 「週1回ベジ食」は、体に優しいのはもちろん、肉食をやめることで地球温暖化の原因のひとつと言われる無理な畜産の抑制にもつながる、地球にも優しい食スタイル。自分と地球をいたわる、ヘルシーなだけでなくちゃんとおいしい「週1回ベジ食」レシピをご紹介します。

2014.01.18(土)