この記事の連載

今度の休み、何をしよう。Netflixを観ながらベッドの上で過ごすのも悪くないけど、たまにはアクティブに冒険してみるのもいいかも――。「思いっきり自然を楽しめる場所に行きたいんだけど」「ローカルのグルメやお洒落な店も気になるよね」「泊まりだと厳しいな」「じゃあ、車でサクッと行って帰ってこよう」
そんなウェルネスな日帰りトリップを提案する本連載では、幅広い知見を生かしてアウトドアカルチャーを提案するレーベル「焚火遊道」の猪野正哉さん、田中行太さんがさまざまな旅の楽しみ方をコーディネート。
自然もグルメも街歩きもワガママに味わい尽くす日帰りトリップ第二弾は、栃木県・那須が舞台のショートトレッキングと街歩きです。

今回はアウトドア未経験だというCREAアンバサダー・廣松さんのトレッキングデビューを叶えようと、登山好きのライター平野とCREA編集部の梅村が参戦! 都心から3時間ほど車を走らせて、栃木県にある那須ロープウェイを訪れました。
初心者も気軽にトライできる 標高2,000m級の本格トレッキング

目指すのは、栃木と福島の県境を南北にかけて連なる那須火山群の主峰・茶臼岳。文筆家・登山家の深田久弥が選定した「日本百名山」の一座としても知られる名峰です。標高は1,917メートルとなかなかに高い山ですが、ロープウェイを利用すれば1,684メートルの高さまで一気に登ることができ、コースタイムは片道1時間ほどと短いため、初心者でも手軽にトライすることができます。
8合目まで4分! スケール満点の活火山をスマートに目指す

さっそく山麓駅からロープウェイに乗り込み、山頂駅へ。乗務員さんの解説を聞きながら、窓の外に広がる壮大な景色に早くも心が躍ります。
ウェルネスな日帰りトリップを楽しむPOINT
by焚火遊道
体力に自信がない。でも絶景は見たい。そんな人はロープウェイを活用するのがベター。距離やコースタイムが省略できるので、無理をすることなく心地よい疲労感のまま登山を楽しむことができます。下山後のプランが立てやすいのもメリット。
2023.10.04(水)
文=平野美紀子
撮影=深野未季
スタイリスト=永田哲也