この記事の連載
齋藤 薫が選ぶ美容の名品 まとめ#1
齋藤 薫が選ぶ美容の名品 まとめ#2
齋藤 薫が選ぶ美容の名品 まとめ#3
齋藤 薫が選ぶ美容の名品 まとめ#4
齋藤 薫が選ぶ美容の名品 まとめ#5
美容ジャーナリスト齋藤薫さんがセレクトした定番＆ロングセラーの名品100。これだけ新製品があふれる中で、光り続ける魅力のあるものばかりが厳選された、間違いのない名品リストです。
以前1点ずつご紹介した名品100を全5回に分けてご紹介します！
» 名品100まとめ（1）はこちら
» 名品100まとめ（2）はこちら
» 名品100まとめ（3）はこちら
» 名品100まとめ（5）はこちら
再春館製薬所
ドモホルンリンクル 保湿液
ゆっくり肌に入れ込めばキメがバーンと膨らむの
もはや伝説的ともなっているドモホルンリンクル独自のステップは、お手入れの大切さに目覚めさせてくれる、とても重要なプログラムだけれど、中でもこの保湿乳液は、その日その日の肌をしっかりと作っていくテクニックが秀逸。
こっくりした独特のとろみが、馴染ませるほどにキメがパーンとした、もっちりとした肌をその場で作ってしまう。天然の保湿成分21種類をバランスよく配合。
イヴ・サンローラン・ボーテ
ルージュ ヴォリュプテ シャイン 153
あり得ないほどカワイイ唇になれる、運命の1本
あらゆる口紅の中から1本選びなさいと言われたら、私の場合はこれ。とろけるような色とツヤ。しかも透き通るような軽やかな発色だ。ツヤめきも、取って付けたようではなく生きているような濡れ艶。こんな唇になりたいという理想を全て兼ね備えた唇にしてくれる。
とりわけこの153番の少しだけくすんだローズピンク、「ロゼ ダンテル」は、自分の唇がいつもこんな色だったらいいのにと思える理想の色。全員に持っていて欲しいような一本なり。
イヴ・サンローラン・ボーテ
ゲラン
メテオリット ビーユ 全3種
メテオリットは紛れもなくコスメの世界遺産だ
そもそもが化粧品は美しいもの、宝石に近いものとして、激しく憧れた最初の製品がメテオリックだった。それが進化を遂げて、今もスーパーロングセラーとして最前線で生き続けていることに感動。
目に見えないような微細な光の源を肌の上で煌きに変える、スターダストテクノロジーを搭載して、信じられないほどふんわり柔らかい輝きが肌から放たれる、光おしろいの傑作中の傑作だ。例えて言うなら、眩しさのシャワーが心地良い、星屑の煌きのよう。今ももちろん最上級の憧れ。
ヤーマン
フォトプラス シャイニー
考えうる機能を惜しげもなく凝縮した鮮烈の1台
1台11役？ 11の役割なんて簡単には思い付かないほど、たくさんの働きをぎゅっと凝縮した、とてつもない美容機器。
たるみ、毛穴、くすみ、小ジワ、表情ジワ、乾燥の悩みに届き、化粧ノリに艶ハリに透明感アップ、そして引き締めと、まぁ言ってみればできない事は何もないほどの多彩すぎる逸品なのだ。
それでも1回3分で、日々の手入れが済んでしまうという手軽さ。週末はエステ級のプログラムまでが可能になる。美容機器オタクから初心者までを、くまなく満足させる不思議な1台である。
2023.06.02(金)
文＝齋藤 薫
写真＝釜谷洋史
CREA 2023年冬号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
この記事の掲載号
CREA 2023年冬号
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