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◆えのきと白木耳の蓮根きんぴら

 白木耳はしっかり煮るとトロトロの食感になり、さっと加熱するとシャキシャキの食感が味わえます。味にクセもないので、比較的食べやすい薬膳食材です。乾燥を補う効果が高いので、蓮根とともに秋の薬膳料理で使われることの多い食材です。体の疲れに加えて、乾燥症状が気になる時におすすめのレシピです。

 一般的なきんぴら料理では、唐辛子を入れてピリ辛に仕上げることもありますが、夏から秋のシーズンは身体に刺激を与えすぎてしまうので、なるべく避けるようにしましょう。

●材料(4人前)

・えのき茸:1袋
・白木耳:5g
・蓮根:150g
・白炒りごま:大さじ1
・ごま油:小さじ1
・醤油:大さじ1
・調理酒:小さじ1
・塩:少々

●作り方

(1) 白木耳は水で戻し、ザク切りにします。蓮根は皮をむいて薄切りにし、5分ほど水に晒してアク抜きをします。えのき茸は固い部分を切り落とし、半分に切ります。

(2) フライパンにごま油を入れて、水切りした(1)の蓮根を入れます。

(3) 蓮根が半透明になってきたら、(1)の白木耳、えのき茸を入れて炒めます。

(4) えのき茸がしんなりしてきたら、醤油、調理酒、塩、すり下ろした白炒りごまを入れて味を整えます。

(5) 全体に味が馴染んだら火を止め、器に盛り付けて完成です。

2022.09.05(月)
文・撮影=さとうあい