2022年4~7月にCREA WEBで反響の大きかった記事ベスト7を発表します。旅部門の第4位は、こちら! (初公開日 2022年5月16日)。

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 オフィス以外の場所で仕事OKの会社が増えつつあるなか、自然を感じながら仕事し、終わったら存分にリラックスするーー。

 そんな豊かな時間が過ごせるのが軽井沢に2022年2月に誕生した「ホテルインディゴ軽井沢」。実際、どんな過ごし方ができるのか、別荘のようなホテルでの1泊2日をリポートします。


地元の間伐材を使ったエコロジーなホテル

 東京から新幹線で1時間というアクセス便利な軽井沢は、オールシーズン人気のエリア。とくに梅雨から夏にかけてはジメジメとした都心を抜け出し、からっと爽やかな風が最高に心地よい場所です。

 軽井沢駅からタクシーで5分ほど行くと、緑豊かな軽井沢ゴルフ倶楽部に隣接するように「ホテルインディゴホテル軽井沢」の建物が見え、木を贅沢に使ったエントランスが印象的。

 世界で130軒以上展開する「ホテルインディゴ」は、“ネイバーフッドストーリー“と題し、土地の魅力をインテリア、アートワーク、サービスに表現しているホテルブランド。「ホテルインディゴ箱根強羅」に続き、国内2軒目となる軽井沢は、土地の恵みを生かし長野県内のカラマツを約80%使っています。そのカラマツは森を守るために欠かせない間伐材を用いており、ロビー、スパなど館内の至る所で目にする美しい木材はエコロジカルな役割を果たしているという、ホテルの真摯な姿勢が感じられます。

 カウンターの一枚板や壁に飾られている樹林の陽光をイメージしたタペストリーなど、ゲストを迎えるフロントからも自然を体感できます。

 チェックインはテーブルでウェルカムドリンクを味わいながらゆったりと。その瞬間から、日々の慌ただしいリズムが一気にスローになり、心が徐々に開放されていくのを実感。

 部屋に行く前にロビーに配された暖炉の囲むシートで、薪が弾けるパチパチとした音を聞きながらのんびりと過ごしたり……。“軽井沢時間“に身を委ねる何とも幸せな時間です。

2022.08.14(日)
文=CREA編集部
撮影=榎本麻美