浮世絵春画の名作を大英博物館で見る

鳥居清長「袖の巻」(1785・部分)

 またロンドンの大英博物館では、日本で生まれたユニークな裸体表現、性表現についての展覧会が開催される。「春画/日本美術における性と楽しみ」展は、北斎や歌麿など浮世絵の春画の名作を集めた大規模な展覧会。春画の誕生から終焉までの歴史、当時の出版と流通形態、パロディとしての性格、西洋絵画への影響など、同博物館の長年に渡る研究成果を踏まえ、春画の奥深い全体像を紹介している。日本への巡回は現時点では未定なので、見逃したくない人はぜひともロンドンへ。

「男性/男性 1800年から今日までの美術における男性ヌード」
開催期間 2013年9月24日~2014年1月2日
場所 オルセー美術館(パリ)
www.musee-orsay.fr

「春画/日本美術における性と楽しみ」

開催期間 2013年10月3日~2014年1月5日
場所 大英博物館(ロンドン)
www.britishmuseum.org

Column

世界を旅するアート・インフォメーション

世界各地で開かれている美術展から、これぞ!というものを、ジャーナリストの鈴木布美子さんがチョイスして、毎回お届けします。
あなたはどれを観に行きますか?

2013.09.25(水)