休眠から目覚めた木や草が花を咲かせ、景色を鮮やかに染め上げる春がやってきました。

 「いつか行きたい! 『日本にしかない風景』再発見」2021年春篇に、新たな景色を追加して、2022年版をお届けします。

 四季があり、自然の移ろいを感じられる日本。各エリアの観光の達人が選ぶ、その地に息づく春色の景色をお楽しみください。

 今回は、岩手県観光ポータルサイト「いわての旅」PR担当が選ぶ、春の風景をご紹介します。

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◆北上展勝地さくらまつり

 北上川の河畔にある北上展勝地は、東北有数の桜の名所。広大な敷地内には150種約1万本の桜が植えられており、川沿いに立ち並ぶ樹齢90年以上のソメイヨシノが満開になると、華やかな桜のトンネルができる。

 「北上川沿いを2キロメートルに渡って見事な桜並木が続く、『日本さくら名所100選』や『みちのく三大桜名所』に選ばれているスポットです。

 毎年春にはさくらまつりが行われ、川の両岸に架かる鯉のぼりや夜桜のライトアップなどが、訪れる人々を魅了します」(岩手県観光ポータルサイト「いわての旅」PR担当)

※開催期間:2022年4月9日(土)~4月30日(土)
※2022年のさくらまつりでは、鯉のぼりの掲揚、夜桜のライトアップ、観光遊覧船等のイベントは行いません

北上展勝地さくらまつり(きたかみてんしょうちさくらまつり)

所在地 岩手県北上市立花
https://iwatetabi.jp/event/detail.spn.php?event_id=343

◆五郎沼の桜

 「平泉・藤原氏初代清衡の孫、樋爪太郎俊衡が建立した樋爪館跡の南にある五郎沼。

 沼のほとりに植えられた桜が水面に映る様子は、訪れた人を魅了します。

 7月には駐車場隣の蓮池で、中尊寺で泰衡の首桶から見つかった種を復活させた古代蓮(中尊寺ハス)が美しい花を咲かせます」(岩手県観光ポータルサイト「いわての旅」PR担当)

五郎沼の桜(ごろうぬまのさくら)

所在地 岩手県紫波郡紫波町南日詰字箱清水
https://iwatetabi.jp/spot/detail.spn.php?spot_id=1526

2022.03.30(水)
文=CREA編集部