よろスィーツ! スイーツなかのです。

 食べられるお花、エディブルフラワー。

 昔からレストランの料理などではお馴染みでしたが、ここ数年はお菓子に使われる機会が増えてきました。

 今年のバレンタインでもエディブルフラワーを使ったチョコレートが数多く登場し、これからスイーツ界全体で増えていきそう。

 今回は、いろいろなお菓子のジャンル別におすすめをセレクトしてみました。

 お花に込められたストーリーも一緒に味わってくださいね。


エディブルフラワー×サブレ

◆料理研究舎リンネ

 熊本県・南阿蘇村の自然に囲まれた、古い一軒家の工房「料理研究舎リンネ」。

 お店をやりたかった新田梓さんと料理人の江崎里子さんが出会い、「自然の中で暮らしたい」という共通の思いがあったことから、こちらの工房が誕生しました。

 自然豊かな土地でお2人が特にこだわったのが、オーガニックの料理やお菓子など、自然本来のナチュラルな美味しさ。

 「Sablé Herbarium」も、自然そのものの美味しさが詰まったサブレです。

 標本のように美しい草花は、種から育てて管理しているものや、庭に自生するもので、12枚のサブレの上に並べられたところをイメージしてから草花を摘むそう。

 自家製のカモミールコーディアルや米飴を使ったサブレは、お花が活きるように、味の強すぎないやさしい甘さになっていて、さくっと心地よい食感がナイスィーツ!

 サブレの下には、オーガニックコットンが敷いてあり、そんな気遣いにも心がほっとします。

料理研究舎リンネ

所在地 熊本県阿蘇郡南阿蘇村一関230
電話番号 0967-65-8230
https://www.linnelab.com/
※通販可

2022.03.23(水)
文=スイーツなかの
撮影=深野未季