いよいよ夏真っ盛り。重ね着を必要としないこの季節は、トップス1枚で潔くキメるコーディネートにも挑戦しやすいですよね。
なかでも持っていると重宝するのが、 白Tシャツ。思いっきりカジュアルに振っても良し、ドレッシーなコーディネートのハズし役に使っても良しの白Tシャツは、いくらあっても困らないはず。
しかし、一口に白Tシャツといってもメーカーによって形は様々。むしろ、真っ白だからこそ、メーカー間のシルエットや素材の違いが際立って感じられたりして、奥が深いんですよね。
そこで、今回は「ユニクロ」、「GU」、「無印良品」の大手3ブランドから売れ筋の白Tシャツを2枚ずつピックアップ。計6枚を着比べ、その違いをレビューしていこうと思います！
ゴツめのシルエットが、メンズライクなムードを高めてくれる
◆ユニクロ「エアリズムコットン オーバーサイズ クルーネックT(半袖)」(税込990円)
シンプルでありながらも、さりげないこだわりを感じさせるウェアを多く展開しているユニクロ。お値段も手頃でお財布に優しいので、多くの人が手に取る機会も多いことでしょう。
そんなユニクロから今回ピックアップしたのが、「エアリズムコットン オーバーサイズ クルーネックT(半袖)」(税込990円)です。
こちらは、パリを拠点とするアーティスティックディレクターのクリストフ・ルメールが手がけるコレクション「Uniqlo U」からリリースされている1枚。
汗の吸放湿性に優れた構造である「エアリズム」方式のメッシュ素材が採用されているとのことで、ツルツルとした質感は肌触りもよく、どこか上品な雰囲気を与えてくれています。
しかし、そんな質感の上品さとは裏腹な“無骨さ”も感じられるのがこの商品。
その秘密はシルエットにありました。体にフィットしすぎない、ワイドかつボクシーなシルエットなので、着用してみるとメンズライクな印象になるんですね。
また、控えめに入った裾のスリットがポイントになっているので、白Tシャツ1枚で着ていても寂しさを感じさせません。デニムと合わせてシンプルに着たい1枚かも。
2021.08.16(月)
文＝福永全体〈A4studio〉
撮影＝釜谷洋史
