非婚シングルマザーの意外な利点

 非婚シングルマザーは社会においてまだまだ少数派です。「父親がいなくて可愛そう」「両親がいるのが当たり前」など、周囲の心無いひと言に傷つくこともあるかもしれません。

 たとえ強い覚悟を持って決断した非婚シングルマザーでも心が折れそうになる瞬間も多くあるようです。ただ一方で、「非婚シングルマザーで良かった!」と思うことも。ここからは、非婚シングルマザーにおける利点を見ていきましょう。

◆子どもと自分のペースで暮らせる

 結婚する女性の愚痴で多いのが、「夫が育児や家事に協力的でない!」というもの。中には育児や家事に加えて、夫の面倒まで見ないといけない女性もいます。非婚シングルマザーは、育児や家事の大変さは感じるものの夫に対する不満やイライラはありません。逆に、自分と子どものペースで生活できるので楽だと感じる人も少なくないようです。

◆子どもの父親を選べる

 非婚シングルマザーの場合、相手の収入や将来性、家族構成などを気にする必要はありません。なぜなら、長い人生を一緒に共にする相手を選ぶわけではないからです。そもそも結婚する選択はないので、純粋に好きだと感じる相手の子どもを産むことができます。つまり、出産と結婚を切り分けて考えることができるんです。

◆収入は激減するけど、支出も減る

 非婚シングルマザーで気になるのが経済面ですよね。実際に日本で貧困に悩む家庭はシングルマザーといわれるほど、経済面において貧困率が高いのが現状です。ただ飲み代やお小遣いなど夫にかかる金額を考えると、非婚シングルマザーで必要なお金は自分と子どもの分だけ。もちろん贅沢はできませんが、無駄な出費は少ないと感じる人もいるようです。

◆子どもと二人三脚で絆が深まる

 夫がいないことで子育てが大変だと感じることも多いですが、その反面、子どもと二人三脚で絆が深まると感じる非婚シングルマザーもいます。特に子供が中学生や高校生になるとさりげなく荷物を持ってくれたり積極的に家事を手伝ってくれたりすることも。お互いに思いやる気持ちが高まり、より深く絆が深まるようですね。

選択は個人の自由!でも必ず責任が伴う

 結婚に対する価値観が多様化する現代において、結婚せずに出産する非婚シングルマザーを選択する女性もいます。「結婚願望がなかった」「交際相手と子育てするイメージが湧かない」など、非婚シングルマザーを選ぶ理由は人それぞれ。しかしながら、非婚シングルマザーは社会においてはまだまだ少数派なので世間の冷たい視線に晒されることもあります。

 また、経済的に困難な状況に陥ったり、周囲の人から協力を得られず大変な思いをしたりすることもあるかもしれません。子どもをひとりで育てることは、それほど大変なことなのです。ただ、その覚悟があるなら結婚における選択は個人の自由です。非婚シングルマザーの良い面だけでなく、大変な部分もしっかり考慮して自分が望むベストな選択をしましょう!

【今回のポイント】

・結婚の選択は個人の自由!ただ社会では少数派であることを忘れてはいけない
・非婚シングルマザーを選択するなら経済的な安定と周りのサポートは必要不可欠