CREA編集部員のHです。CREAに異動してから、毎日甘いものを食べる生活に。試食ならしようがないけれど、必要のないものまでついつい食べてしまう日々が続いていた。

 さらに、この1年はリモートワーク期間が長くなり、仕事を終えてからお酒を飲んで気分転換する癖ができた。

 アルコールを摂ると、おなかがいっぱいという感覚が鈍くなり、どうしても食べ過ぎてしまう。この数カ月で3キロも太った。

 そんな時、こちらのコラムでお世話になっている鍼灸院「Harriet 六本木院」が「Harriet TOKYO」としてリニューアルオープン。これは天啓? この機会に断食に挑み、身体を整えなさいということか。

 Harrietはゴッドハンドのいる鍼灸院として有名。通院する人の多くが、体質改善を目的とした3日断食に挑戦するのだ。

前編「おなかに鍼しながら3日間断食 2週間でマイナス5キロ​」


●糖質&アルコール依存にまっしぐら40代の編集部員

 3日断食に挑んだのは40代の編集H。身長159cm。

 慢性的な貧血症状があり、自律神経系の不調から不眠の悩みを持つ。

 我ながらおなかのでっぷり感が解消されたと思う。

 2週間で5kg減量。体脂肪率は-2.3%。ウエスト-4cm。

●痩せに導いてくれた鍼灸院Harriet TOKYO


 「Harriet TOKYO」は六本木駅からすぐ。ヴィンテージマンションとして名高い秀和レジデンスの一室にある。都会のど真ん中にあるのにとても静かな環境。

 このたび編集部員がお世話になり、5キロ減量に導いたのがこちら「Harriet TOKYO」だ。

 女優やモデルも訪れる「ダイエットの総本山」といってよい場所だろう。実際、私が通っていたときも隣のベッドで女優や音楽家がマッサージを受けていた。

 “5感を癒やす”という「Harriet TOKYO」のコンセプトに沿って、ご説明していこう。

【① 嗅覚】茶香炉の香り漂う

 鍼灸院「Harriet TOKYO」に入ると、まず茶香炉で煎じるお茶の香りがほのかに漂う。

 「和の強すぎない香りは、多くの人に受け入れられると考え、茶香炉にたどり着きました」

 とお話ししてくれたのは、「Harriet」の代表で『月曜断食』の著書もあるダイエット界のカリスマ・関口 賢さん。

【② 味覚】3種混合の出汁

 そして次に登場するのは味覚への癒やし。

 上等のカツオ、昆布、椎茸をミックスしたちきり清水商店の「ウェルカム出汁」は、塩が入っていないのに味に深みを感じさせ、身体に染み入る。

 断食中はカフェインの過剰な摂取は制限されるため、その代わりに出汁を飲むと心が落ち着くのだそう。ストレスで胃酸が出るので、その胃酸を出汁でなだめると交感神経がリラックスするという。

【③ 視覚】高級感のある設い

 そして視覚に訴えるのはサロンの高級感。

 カウンターは、ベルギー製のモールテックスという左官塗材を採用。高級ホテルのような落ち着きだ。

【④ 聴覚】都会の真ん中とは思えぬ静けさ

 次に聴覚。自然な波の音やアコースティックミュージックがBGMとして流れるが、印象に残ったのはその静けさだ。

 Harriet TOKYOのベッド空間は、従来より1.25倍から2倍広めに設計したそうで、着替えするものゆったり広々。

 こちらの部屋は、VIP仕様で、隣の会話も聞こえないプライベート空間。

【⑤ 触覚】ゴッドハンドによるマッサージ

 触覚はそのまま触診のことであり、マッサージのこと。

 今回担当してくださったのは、総院長の宇田川直人さん。

「コロナの影響で人と会うことも制限されている現状、サードプレイスとしてうちを利用してもらえると嬉しい」(関口 賢さん)

 たしかに、家と職場の往復で、緊張感が高まっているこの頃。知らず知らずのうちにストレスが澱のようにたまっている気がする。鍼灸師に日ごろの体調の悩みを解消してもらうだけでなく、愚痴を聞いてもらえるのもありがたい。

 他にも工夫していることは、電子カルテ化しているので、サロンに来る前に、家で必要な情報を入力しておけば、カウンセリングの余分な時間を最小限にできることだ。

 出汁を飲んだ後は、ベッドに案内してもらい、鍼灸師と会話をしながらマッサージしてもらう。

 そして鍼と灸。カウンセリングしながら、場合によっては「頭皮低周波」なども追加。とにかく暖かくて気持ちがいい。

 鍼や灸の詳細>「おなかに鍼しながら3日間断食 2週間でマイナス5キロ」

2021.03.01(月)
文=CREA編集部
写真=深野未来