自由に台湾旅を楽しむにはまだまだ時間がかかりそう。台湾が恋しいクレア読者のため、また観光客を失ってしまった台湾のお店のために、毎月定期的に台湾情報を発信している「台湾ぶらぶら食べ歩き」と「片倉真理のときめく台湾土産」で、「CREA台湾応援隊」を結成。

 2連載共同で日本にいながらお取り寄せが可能なおすすめ店をご紹介いただきます。

<リンク集>
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可愛らしさと実用性を兼ねたバラエティに富んだ布グッズ

 台湾ロスを癒やし、かつ台湾のお店を応援する「CREA台湾応援隊」企画。第三弾は日本人女性にも高い人気を誇るテキスタイルブランド「印花樂」をご紹介したいと思います。

 印花樂は2008年に創立され、2011年、台北の下町、大稲埕に誕生。美術学校の同級生だった3人の女性が立ち上げました。

 洗練されたデザインが話題を集め、あっという間に人気ブランドに仲間入り。

 現在は30数名のスタッフを抱え、大稲埕エリアに2店舗あるほか、ショッピングモール「誠品生活 南西店」内にも店があります。

 印花樂が人気の理由のひとつには、台湾のカルチャーや日常の暮らしが感じられるテキスタイルがあります。

 代表的なのは台湾特有種の「台湾八哥鳥(ハッカチョウ)」の柄です。これは外来種により絶滅の危機に晒されている鳥で、テキスタイルを通じて保護意識を高めたいという思いがあると言います。

 そのほか、台湾の街中でよく見られる「烏秋(オウチュウ)」という鳥や、古い家屋で用いられているタイルやガラスをモチーフにした柄などもあります。

 グッズの種類はとにかく豊富。ポーチや眼鏡入れ、バッグ、PC収納バッグ、ボトルカバー、ハンカチ、ブックカバー、さらにはワンピースやパンツなどの服飾品もあります。

 そのほか、テキスタイルだけでなく、印花樂のオリジナル柄を用いた文房具やスマートフォンケースなども商品展開しています。

 台湾の人気アーティストたちとコラボした作品や、ハローキティーやスヌーピーといったお馴染みのキャラクターとのコラボグッズもあります。

 日本からは海外通販サイト「Pinkoi(ピンコイ)」で購入できるほか、種類や点数は限られますが、東京・日本橋にある「誠品生活」でも取り扱っています。
 
 印花樂の商品は日常生活に取り入れやすいものが多いので、お気に入りを見つけ、暮らしの中で台湾を感じてみてはいかがでしょうか。

2020.12.22(火)
文・撮影=片倉真理