新しい「魔女っ子」アニメとして90年代生まれから絶大な支持を得ている「おジャ魔女どれみ」。放送開始20周年企画として、新作映画『魔女見習いをさがして』が2020年11月13日(金)に公開されます。

 主演声優を務める森川葵さん、松井玲奈さん、百田夏菜子さんは全員「おジャ魔女」世代!

 子供の頃は「おジャ魔女」を観て育ったと話す3人。「おジャ魔女」屈指の人気キャラクター・瀬川おんぷの魅力や、新作映画の主人公について語ってもらいました。(2020年11月12日[木]発売の『おジャ魔女どれみ OFFICIAL CHARACTER BOOK どれみ&おんぷ大全』より抜粋)

おんぷちゃんの「不器用な優しさ」がかわいらしい

――早速ですが、皆さんの思うおんぷちゃんの魅力を教えてください。「おジャ魔女」の主人公はどれみちゃんでしたが、おんぷちゃんも同じくらい人気でしたよね。

森川 おんぷちゃんはみんなのスター。あのアイドル性が魅力ですね。おんぷちゃん演じる宍戸留美さんの声が大好きです。高くもなければ低くもない、なんて表現したらいいのか分からないけれど、おんぷちゃん独特のあの声が、私にとっての癒しなんですよね。

松井 私は、すごく不器用な子だなと思いました。みんなと仲良くしたいけど、最初は上手くできないんですよね。素直になれないところも可愛いらしいな、と思って観ていました。

 自分が日中は忙しくて全然ハナちゃんのお守りができないからと言って、「夜のお守りは私がしてあげる」って代わってあげる一面も印象に残っています(『おジャ魔女どれみ♯』第4話「どれみはママ失格⁉」)。「自分も昼間はアイドルのお仕事をしてて大変なのに……!」って。そういう、ちょっと不器用な優しさが、魅力だと思います。

 表ではキラキラしているけど、ちゃんと友達思いだし、みんなの力になりたいと考えられるところが、彼女の素敵な部分ですね。

百田 おんぷちゃんは、私がはじめてアイドルという職業を認識したキャラクターかもしれません。「あ、アイドルってこういうお仕事なんだ!」って。その後に、モーニング娘。さんや実在するアイドルも好きになるんですけど(笑)、最初に「アイドル」という存在に衝撃を受けたのはおんぷちゃんだろうなぁと思います。

2020.11.13(金)
文=文藝春秋電子書籍編集部