何をしても思うように痩せない。その原因は、デブマインドのせいかも!?

 「マインドが変わると体質が変わり、体質が変わると面白いように痩せていく」というのは、9万人以上の痩せるサポートをしてきた「Harriet Ginza」代表にして、『月曜断食』著者の関口賢先生。

 ならば! 関口先生による月曜断食ならぬ“マインド断食”で痩せマインドにシフトして、同時に、痩せて健康になるツボも刺激。心身ともに上向いていきましょう!

第2回「自分の価値観を俯瞰してみる」を読む


自分で作ったルールによって苦しめられ人は太る

 爆食いしたらダメとあなたが思うようになったのはいつからですか? 子どもの頃から、爆食いをしていましたか?

 大人になった今のあなたが、「これはしちゃダメ」「こうすべき」と信じているその価値観は、いったい、いつ手に入れたものでしょうか?

 これまで痩せたいと望む何千人もの女性と向き合ってきましたが、9割以上の方が、いつの間にか自分の中に常識として根付いてしまった価値観やルールによって苦しめられていました。

 「ダイエット中だから、甘いものは食べちゃダメ」、「炭水化物の誘惑に負けたダメな私」などの“ダメジャッジ”が、ダイエットを苦しくつらいものにしてしまうのです。

 はっきり言って、ダイエットは長期戦。これまでとは違う食習慣や生活習慣を構築し直すのだから時間はかかりますし、体質を変えるのに最短でも2、3か月は必要です。それなのに、たった1回やらかしたくらいでダメジャッジをしていたら、ストレスはたまるし、やる気はなくすし、自分を嫌いになっちゃうしで、いいことはひとつもナシ!

 痩せたいあなたに必要なのは、1度のやらかしで自分を全否定する0か100かの白黒思考ではなく、「今日はやらかしちゃったけど、また明日から頑張ればいっか」というグレーゾーン思考で自分を許してあげること。

 爆食いだって、48時間以上ガツガツ食べ続ければ高確率で脂肪は増えますが、48時間以内に気持ちを切り替えて食べ物の量と質を調整すれば、その1回の爆食いをなかったことにだってできるのです。1回ダメだったからといって、全部がダメになんてならない。それまでの努力をちゃんと認めてあげましょう。

2020.11.02(月)
指導=関口賢(Harriet代表)
指導&モデル=近藤美貴(Harriet Ginza)
文=今富夕起
写真=深野未季