ミキハウスの靴をリピート買い

手に持つと実に軽く柔らかいのも、この靴の魅力。大人の靴同様、毎日履くと蒸れたりくたびれてくるので、私はついつい複数買いしてしまいます

 散歩大好きな子供たちに必須なのが履かせやすくて脱がせやすい、そして軽くて歩きやすい靴。

 しばらく歩いては「抱っこ」だったり、気まぐれにベビーカーに乗ったり、また「降ろして―」だったり……一日に何度も何度も着脱させなければならないので、手軽にパパッと済ませることのできるタイプがおすすめです。

 私が既に複数買いしているのが、ミキハウスの靴。これを試してから、他の靴になかなか手が伸びなくなりました。

 というのも、甲の部分がマジックテープで一気に大きく開くので履かせやすく、しかもこれを履いていると子供が転びにくい(つま先に適度なそりかえしがあって、よちよち歩きの赤ちゃんが躓かない設計に。さらに、扇状に広がっている赤ちゃんの足の指に沿って動きを妨げないようなつま先にゆとりのある作りだとか)。

 ロングセラーだけあって、これは名品、と思います。

 おしゃれブランドやスポーツブランドにも、洒落たベビーシューズはあるものの、正直足入れがタイトだったり、ソールが硬くそりかえしに柔軟性がなかったり、靴自体が重かったりするものも、残念ながらあります。

 百貨店のキッズウエア担当の方に聞いたのですが、ファッション、スポーツブランドの子供靴は機能性よりデザイン性を重視しているものも少なくないようで、子供の足のことを考えたらやはり子供用品を専門にしているブランドで選ぶのが良いそう。

 さて、先の話に戻りますが、今日、帰宅した息子が玄関から靴のまま部屋に上がり込もうとしているので、「靴、脱ごうね」と声をかけたところ、その場でぴたりと止まり、壁に手をついて片足を上げて、甲の部分を外す仕草を。

 子供の大きな成長を見た瞬間でした。

 大きなマジックテープは子供の手でも外しやすく、やっぱりこの靴でよかった、と改めて思ったのでした。

渡邊和泉(わたなべ いずみ)
1977年、東京都生まれ。都内出版社の女性誌編集者として勤務をした後、渡米。帰国後は「Oggi」、「Domani」、「Grazia」などの女性誌で、ファッションを中心にフリーエディターとして働く。2011年9月に男子を出産。

Column

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2013.03.04(月)