暑すぎる、冷房で乾燥しすぎる、ベタベタしすぎるなど、それぞれの肌悩みが加速してしまう夏。

 上手に落として必要な保湿を、というスキンケアの大前提を踏まえ、悩ましいトラブルを回避しましょう。

 イデリア スキンクリニック代官山院長の佐治なぎさ先生にお話をうかがいました。

» 「ベースメイク」篇


【悩み①】夏はクリームが苦手。保湿はどうすれば?

肌の水分を補う成分がカギ。軽めの乳液なども活用を

「“保湿剤”には、NMF(天然保湿因子)などの成分で水分を補うモイスチャライザーと、水分が逃げないよう膜を張る役目のエモリエントの2種類あります。

 夏場は主に水分を補えばよいですが、エモリエントも使う場合は、油分が多すぎるものは皮脂腺や汗腺が詰まる可能性があるので避け、軽めのテクスチャーのものを使いましょう」(佐治先生)


【悩み②】マスクあれ、どう対処するべき?

とにかく擦らない。赤みやかゆみは皮膚科に頼って

「つねに摩擦刺激にさらされている状態のため、スキンケアの際、特にクレンジングや洗顔時には、いつも以上に肌を擦らず優しく落としましょう。クレンジングの量はケチらずに、洗顔もたっぷりの泡で洗ってください。

 明らかに赤みやかゆみを伴っているときは、炎症を長引かせると色素沈着の原因にもなるので皮膚科へ。自力でどうにかしようとせず、薬を使って治すほうが早いですし、痕も残りにくいと思います」(佐治先生)


【悩み③】つねに冷房に さらされています……

油分ではなく水分を補い乾燥から守って

 テレワークでもオフィスでも、長時間冷房の風にさらされていると、肌はどんどん乾燥することに。

「保湿することは大事ですが、種類に注意を。夏は気温や紫外線によって皮脂分泌が増えるため、あまり過度に油分を補うと皮脂腺を詰まらせ、ニキビの要因になる場合もあります。NMF(天然保湿因子)を含むもので、肌の水分をしっかり補うことが大切です」(佐治先生)

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2020.08.06(木)
文=斎藤真知子 
撮影=釜谷洋史

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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