菌に魅せられた少年の 10年間に亘る研究の記録

『世界は変形菌でいっぱいだ』

著者は小学一年のときから変形菌の研究を始めている。その後、この本を16歳で上梓している。

 好きになったものを、とことんまで好きにさせてやろうじゃないか、という家族の気概が感じられる。自らの形を変え続ける菌のように興味を移ろわせる人間がいてもいいし、頑なにひとつのことを突きつめてもおもしろい。

 若き南方熊楠が、これからどのような曼荼羅を見せてくれるのか。実に楽しみ」(花本さん)

『世界は変形菌でいっぱいだ』

増井真那 
朝日出版社 1,800円

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2020.07.22(水)
Text=Etsuko Onodera
Photograph=Hirofumi Kamaya

CREA 2020年6・7月合併号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

偏愛のすすめ。

CREA 2020年6・7月合併号

好きなものがあるっていいよね
偏愛のすすめ。

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偏愛の対象は人それぞれ。愛するものと出合った人たちの言葉は、どれも純粋な喜びに満ちていて、耳を傾けているだけで幸せな気分にしてくれます。パンダに魔女っ子おもちゃ、脚付きの器にカツカレーの食べ方まで。マイワールドを謳歌する人々の“偏愛”を盛りだくさんでお届けします。気になる作品満載のBOOK in BOOK「愛してやまない映画とドラマ」も必見です。