「目が合うと買ってしまうんです(笑) 」と語る料理・菓子研究家の若山曜子さん。

 偏愛の対象は「脚付きの器」。普段使いにはなかなか難しそう……と思うなかれ。若山さんがお持ちの様々な器を見せていただきつつ使いかたまで、お話をおうかがいしました。


気付いたら10個以上ありました

 脚付きの器(コンポティエ)が好きだという自覚が最近までなかったんですよ。

 でも、思えば旅先でも国内でもついつい買っていました。仕事柄、フランスへ旅に出ることも多く、事前に調べるのが蚤の市の開催場所。

 パリはクリニャンクールやヴァンブの市が有名ですが、それ以外にも週末に各地で開催されています。

 「今回は小皿を見よう」と決心して出かけても、脚付きの器とは必ず出合ってしまう。ただし、買うのは絶対に2個まで。機内持ち込みはそれ以上無理なので(笑)。

 正直言って収納も大変だし、地震があったらすぐ壊れそうで気が気じゃないのですが、やめられない。

 佇まいが美しく、食卓もちょっとしたコーナーも華やぐ器。せめて置き場所を決めて、“見せる収納”を心掛けています。


フラットだからホールケーキも載せやすい

 「伊藤環さん作の脚付きの器。ニュアンスのある色味や造形は作家ものならでは」(若山さん)

 縁の段差がほぼないのでホールケーキも載せやすく、食卓中央に置いても手を伸ばしやすい。

●Profile 1

Size:直径25センチ、高さ11センチ

When:最近

Where:岡山

How to:ホールケーキなどを盛る

2020.06.21(日)
Photographs=Mitsugu Uehara

CREA 2020年6・7月合併号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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偏愛の対象は人それぞれ。愛するものと出合った人たちの言葉は、どれも純粋な喜びに満ちていて、耳を傾けているだけで幸せな気分にしてくれます。パンダに魔女っ子おもちゃ、脚付きの器にカツカレーの食べ方まで。マイワールドを謳歌する人々の“偏愛”を盛りだくさんでお届けします。気になる作品満載のBOOK in BOOK「愛してやまない映画とドラマ」も必見です。