台湾の饒河街夜市での鳥卦(神鳥占い)が“当たる!”と評判の悟明老師。実はあらゆる占術に精通していて、台湾ではメジャーな紫微斗数での鑑定も行っています。

 そこで、日本の読者のために、毎月の世相を紫微斗数で読み解いてもらうことに。ここでは大局をみる際に使われる「天下第一盤」で占います。


【2020年4月】悟明老師が占う「世界の空気」

 発生からしばらくはアジアで問題視されていた新型コロナウイルスの問題が、いまや世界中の関心事になってきました。

 「天下第一盤」で月ごとの国の運勢を見ていくと、問題の種となる“忌”があるのは、ヨーロッパです。

 既に多くの国が対応に追われていますが、ロシア以外のヨーロッパ諸国は、4月に入っても引き続き悩ましい状況となりそうです。続いて大変になりそうなのは、インドと出ています。

 この未曾有の混乱から世界を救うのは、アメリカかもしれません。

 もともとアメリカには世界を落ち着かせる性質を持つ“太陰星”、娯楽や旅行を意味する“貧狼星”があるのですが、4月は、前者には闘争を意味する“権”、後者には吉祥を示す“禄”が入ってくることなどから、アメリカがワクチンや特効薬の開発に成功するのではないかと考えられます。

 それにより、ウイルス感染の拡大が抑えられ、人々の往来も可能になり、元の生活へと近づいていくことでしょう。

 たとえワクチンの開発が間に合わなかったとしても、今月はアメリカに世の中を動かす星が集中しているので、アメリカの何らかのアクションによって、経済面、社会福祉などに大きな変化が見られる運気といえます。

 そのアメリカの対局にあり、大きな影響を受けるのが中国です。

 3月の時点では、両国はウイルスの出どころ等で揉めていますが、今回のダメージから持ち直しつつある中国に助け舟を出すのは、意外にも、ケンカ相手のアメリカのようです。

 そして、みなさんの暮らす日本はというと……本来は戦闘力がある星のもとにあるにもかかわらず、旅を示す“驛馬”と、泣きたい心情を表す“天哭”が入ってきていて“動くに動けず号泣している様子”が見てとれます。

 これは「天下第一盤」上で同じ位置にある韓国にもいえること。どうやら日韓両国は、引き続き悩み事の多いひと月になりそうです。

 ただ、さらに傷を負うというわけではなく、例えていうなら、深傷に薬を塗って完治するのを待っている状態。あるいは困難の伴うリハビリが続くというイメージです。

 オリンピックに関しては、ひとまず延期となりましたが、これからの準備期間も、引き続き問題は山積で、身動きが取りにくい状態が続きそうです。

2020.04.01(水)
文=堀 由美子