●シリーズものをやってみたい

――今後の展望・目標があれば教えてください。

 いつも「ない、ない」と言ってて申し訳ないんですけど、特にないんですよ。あえて、何か探してみると、やっぱりシリーズものをやりたいです。渥美(清)さんも40歳ぐらいから寅さんを演じられたそうですし、そうなるとやっぱり『榎田貿易堂』なのかなぁ(笑)。

――これまで共演されたなかで、憧れの人のような方は?

 男性じゃないんですけど、緒方明監督のドラマ「この街の命に」で共演した田中裕子さん。とにかくスゴかったんですよね! オーラだったのか、よく分からないんですが、そこにいるだけで、衝撃的だったんです。そのときの自分は、まるで蛇に睨まれたカエルのようでしたけど、どこかで安心感があったんですよ。やっぱり憧れますね。

渋川清彦
(しぶかわ・きよひこ)

1974年7月2日生まれ。群馬県渋川市出身。ファッションモデル「KEE」として活躍後、98年『ポルノスター』で俳優デビュー。これまで100作以上の映画に出演するなど、日本映画界に欠かせない名バイプレイヤーとなる。「第32回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」助演男優賞、「第34回高崎映画祭」最優秀助演男優賞を受賞。

『酔うと化け物になる父がつらい』

普段はおとなしいのに、酔うと豹変する父・トシフミ(渋川清彦)の行動に悩まされ、いつしか自分の心にフタをして過ごす長女・サキ(松本穂香)。そんな家族の崩壊を漫画として笑い話に昇華することで毎日を生きていた彼女だったが、ある日、父に病気が見つかる。
3月6日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
https://youbake.official-movie.com/
(C)菊池真理子/秋田書店 (C)2019 映画「酔うと化け物になる父がつらい」製作委員会

Column

厳選「いい男」大図鑑

 映画や舞台、ドラマ、CMなどで活躍する「いい男」たちに、映画評論家のくれい響さんが直撃インタビュー。デビューのきっかけから、最新作についてのエピソードまで、ぐっと迫ります。

2020.03.06(金)
文=くれい響
撮影=平松市聖
ヘアメイク=山崎惠子