ご存じのように星野リゾートが手がける施設では、それぞれの土地の歴史や文化を楽しむことができる。そのこだわりはお土産にも反映されており、パッケージも含めてその土地の風土が詰まっている。

 ここでは、編集部が手土産として喜ばれること間違いなしの商品を厳選してご紹介しよう。


ふわふわの雲を丸かじり!

●トマム「雲マドレーヌ」

 1,000ヘクタールの広大な自然に囲まれる星野リゾート トマムは、宿泊の目的に応じて「ザ・タワー」と「リゾナーレトマム」を選ぶことができる北海道最大級の滞在型リゾート。

 なかでも人気なのが、春から秋にかけて絶景を見ることが出来るスポット「雲海テラス」だ。

 そして「雲海テラス」にちなんだお土産がこのマドレーヌ。ふわふわの食感はまさに雲のよう。

 甘さは控え目の一方で、プレーン、抹茶、チョコ、いちごの4種類の風味はしっかりしているから、ひとつだけ食べても充分に満足できる。

星野リゾート トマム
星野リゾート リゾナーレトマム

https://www.snowtomamu.jp/

進化系ちんすこうはプレミアムな味

●星のや竹富島「ちんすこう」

 石垣島から船で10分。琉球赤瓦屋根の客室が並ぶ星のや竹富島では、離島の集落に暮らすように滞在することができる。

 沖縄の原風景ともいえる街並みのなかで歴史を体感した後は、上質な沖縄文化をお土産として持ち帰りたい。

 このちんすこうは、琉球王朝の料理人として3代の王に仕えた新垣菓子店とのコラボレーションで開発された。

 八重山で親しまれている6種類の味は、ぴーやし(島胡椒)、島ハーブ、シークヮーサー、アセロラ、パイン、そしてプレーン。

 いずれも繊細な舌触りが特徴で、ちんすこうがこんなに上品なお菓子だったのかと驚くこと請け合いだ。

かっこよくて、おいしいせんべい

●OMO5 東京大塚「SENBEI BROTHERS」

 2018年にオープンしたOMO5 東京大塚は、部屋ではなく旅を提供するというコンセプトの都市観光ホテル。都電荒川線が走るレトロな街並みを散策するなど、街全体をひとつのリゾートとして楽しむことを提案している。

 SENBEI BROTHERSは、東京で半世紀にわたって煎餅をつくり続けてきた笠原製菓の跡を継いだ笠原兄弟が2014年に立ち上げた新しいブランド。

 「せんべいを、おいしく、かっこよく」をコンセプトに、東京の伝統的な煎餅づくりに新しい感性が組み合わされた新フレイバーの商品は大ヒットした。

 OMO5 東京大塚ではチョレギ、たまり醤油の2種類を販売する。「ビールに合うせんべい」という狙い通り、おつまみにぴったりの大人の味になっている。

星野リゾート OMO5 東京大塚

https://omo-hotels.com/otsuka/

文=サトータケシ
撮影=釜谷洋史