今出せる最高のお芝居を
観てほしい

――それも含めて、「仮面ライダージオウ」の1年間で学んだことは?

 「仮面ライダージオウ」という作品を通して、撮影やお芝居のことはもちろん、人と人との繋がりの大切さとか、夢を追い続けることの大切さとか、この業界に関わることの基礎を全部学ばせてもらいました。

 もちろん人としても成長しましたが、今あえて第1話、第2話を見返してほしいです。変化したことが分かっていただけると思います。

 今の自分は見て恥ずかしい芝居をしているとは思わないので、成長がいちばん伝わると思います。

――さて、最終章となる『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』ですが、本作でのみどころは?

 コミカルな前半からシリアスになっていく展開など、全部がみどころになっています。

 ウォズとの二人のシーンでは、僕が今できる最高のお芝居ができたと思います。

 それからラストのソウゴ、ゲイツ、ツクヨミの3人のシーンは、これで最後という寂しさや切なさもありながら、今までの想い出が詰まった僕たちのお芝居の集大成ともいえるシーンになったと思います。

――今後の展望や将来の夢などを教えてください。

 どんな役でもできるような俳優になりたいです。でも、ただやるだけじゃなくて、自分なりの表現で、世の中の人にいいと思ってもらえる芝居ができたらなと。

 瑛太さんや山田孝之さん、菅田将暉さんや妻夫木聡さん、窪田正孝さんなど、好きな俳優さんを挙げれば、キリがないですが、そんな方と肩を並べられるような俳優になりたいです。

2019.07.26(金)
文=くれい響
撮影=佐藤 亘