オンザビーチのホテルがおすすめ

2015年に開業したデュシタニグアム リゾート。憧れリゾートの選択肢が増えました。

 プレジャーアイランド周辺はホテルも激戦地帯。それが2015年、5ツ星リゾートのデュシタニグアム リゾートが誕生したと聞き、まず思ったのが「あの密集エリアのどこに?」。

 アウトリガー・グアム・ビーチ・リゾートの脇道を入ったオンザビーチに、グアム随一の背高のっぽな30階建てビルがそびえていました。不思議なもので、かつてココがどういう場所だったか、思い出せないほど、しっくりと存在しています。

オンザビーチのリゾートは海へ遊びに出かけやすいメリットが。
賑やかなタモンビーチの沖を横切るカヌー。

 タモン湾においてビーチでの時間を重要視するならば、オンザビーチのホテルがオススメです。ホテルから直接ビーチへ出られるので、部屋から気軽にアクセスができます。

 逆に、タモン湾の海岸線の大部分をホテルが占めているため、そこに宿泊していないと、ビーチへ出るのが少々面倒。ホテル間の脇道を探してアプローチするか、イパオビーチパーク(ガバナー・ジョセフ・フローレス・メモリアルパーク)を目指すのが、ポピュラーでしょう。

ローカルとツーリスト、みんなに愛されるイパオビーチパーク。

 イパオビーチパークはタモン湾の南端近く、ヒルトングアムリゾート&スパとPICグアムの中間に位置する公園です。約4000平方メートルの広さがあり、トイレ・シャワー・駐車場を完備、広大な芝生エリアや野外ホールなどもあります。週末ともなると各種イベントやバーベキュー(要予約)を楽しむローカルの姿も。

洋服のままで海水浴を楽しむローカルの親子。

 サンセット時のイパオビーチパークは、デイタイムとは異なり、一日を終える前のくつろいだ雰囲気が漂っています。遠くに景勝地の恋人岬のシルエットを望み、ホテル群に光がまたたきはじめるビーチでは、洋服のままで水遊びをする地元の親子や、ジョギングをする人々、カヌーを練習する一団など、ローカルたちの憩いの場になっています。

 タモン湾北寄りにある、ホテル・ニッコー・グアムの近くにも公共のガンビーチがあります。アクセスがややわかりづらいせいか、訪れる人も少なく、隠れ家感が上々。白砂が美しく、透明度の高さはグアムでも指折りとの呼び声も。

2017.12.09(土)
文=古関千恵子