2012年の新メニュー発表! 生ハムやサングリアもおすすめ!

 さらに昨年末にはスペインで10本の指に数えられるという名店のシェフをアドバイザーとして招聘、このたび2012年の新メニューが発表された。

バリ島の郷土料理「バビグリン」のスペイン版

 なかでも、見た目も美味しさも驚きなのが「仔豚のセゴビア風(Suckling Pig Segovian Style)」。こちらは、バリ島の郷土料理「バビグリン(豚の丸焼き)」の、まさしくスペイン版というべきもの。

「バビグリン」の皮はパリパリッ、お肉はジューシー

 ローマ時代の伝統を今に残すスペイン・セゴビア地方で17世紀後半、裁判所に向かう旅人たちが必ず立ち寄る居酒屋の名物料理として語り継がれてきた伝説の料理がこのメニューの原点だ。この歴史深いメニューに、バリ島の気候や風土、文化、習慣を取り入れて新たな逸品が完成したという。

 もともとバリ島は、美味しい豚肉が手に入る土地柄。さらに生後4~6週間の仔豚のもも肉だけを贅沢に使用(なんと約750g!!)しているから、美味しいのは必然。

南国の果物がたっぷり入った「サングリア」

 それを、じっくりゆっくり約6時間かけて遠火でローストし、皮はパリパリッと香ばしく、お肉はジューシー。もちもちっとした柔らかさが格別だ。特製ソースとマッシュポテトの付け合わせも肉の濃厚さと絶妙に調和して、ボリュームたっぷりのサイズでもペロリといける。

 その他にも、タパススタイルのイベリコ豚の生ハムや、 南国の果物がたっぷり入った「サングリア」もあるので、こちらもぜひ味わっておきたい!

LaSal (ラ・サル)
住所 Jl. Drupadi II No. 100 Seminyak, 80361 Kuta, Bali
電話番号 0361-738321
営業時間 12:00-15:00/18:30-23:00
URL www.lasalbali.com

吉田陽子 (よしだようこ)
インドネシア・バリ島在住。バリ島およびインドネシア国内で発行する日本語情報誌アピ・マガジン編集長。大学在学中からグラフィックデザインを勉強し、日本の出版界で働いたのち渡バリ。現在はバリ古典舞踊プログラム『Tetamian(テタミアン)』のマーケティング&PRも兼ね、日本とインドネシア間の友好イベントのPR、サポート、メディアパートナーも行う。

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text:Yoko Yoshida