オプションタウンを実際に予約してみると……

(1) まずエアアジアXやベトナム航空でエコノミークラスの予約をとります。

(2) オプションタウン(外部サイト)にアクセスして、Airlineで航空会社を選択。PNRに6桁の予約番号(Eチケットに書かれています。わからない場合は航空会社や旅行会社が教えてくれます)、Last Nameに苗字、Emailに自分のメールアドレスを入力して「Show Empty Seat Options」というボタンをクリックします。その後、クレジットカード番号を入力すると、ESoに必要な金額が引き落とされます。なお、事前に無料の会員登録(外部リンク)をしておくと、スムーズです。

オプションタウンのサイト。3席の権利を得るためには、ここで事前に申し込むことが必要。ちなみに隣席1席の権利だけ確保するオプションも用意されている。

(3) 搭乗の3日前から搭乗4時間前までの間にESoが確定したか、あるいは満席などの理由によりESoが不成功に終わったかどうかの通知がメールで来ます。不成功に終わった場合は、後日返金されます(ただし手数料が数百円引かれます)。

3席分の権利が確保できたことを知らせるメールの画面。羽田からクアラルンプールまでは98マレーシアドル(約2,600円)、クアラルンプールから羽田までは89マレーシアドル(約2,400円)。

(4) 当日、空港のカウンターでESoが確定したということをつげると、ボーディングパスにボールペンなどで「ESo+残り2席の座席番号」などを記入してくれます。残り2席の座席番号が、今回購入した「空席」です。

(5) 機内では指定された3席のうちどれか1席に座ります。ほかの席から移ってくるお客さんもいるかもしれませんが、その場合は自分の席であると伝えましょう。うまく通じない場合は客室乗務員に伝えてもらう手もあります。

 なお、エアアジアXの機内は室内温度が低めに設定されています。あらかじめ防寒の用意をしっかりとしておきましょう。耳栓やアイマスクを用意しておくとよく寝られます。個人的にはこのESoのサービスがもっと多くの航空会社に取り入れられることを期待しています。

橋賀秀紀(はしが ひでき)
トラべルジャーナリスト。筑波学院大学非常勤講師。東京都生まれ。著書は『エアライン戦争』(宝島社)など。海外渡航歴は200回以上。

 

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2016.03.14(月)
文・撮影=橋賀秀紀