アジアを中心に世界的な注目を浴びる、次世代グループ「EXO」。その人気メンバーであるSUHO(スホ)とD.O.(ディオ)がそれぞれ主演した映画『グローリーデイ』と『純情』が劇場公開&DVDリリース。今回はその特別ダブルインタビューをお届け!

自身の祖母に手紙を書いて役作り

「『グローリーデイ』はどんな役でも絶対に出演したいと思った」という、「EXO」のSUHO(スホ)。

――俳優デビュー作に、『グローリーデイ』を選んだ理由を教えてください。

 俳優としての初主演作は、是非映画にしたくて、いくつかシナリオを読みました。その中で、『グローリーデイ』が一番目に留まりました。ストーリーに完全にのめり込むぐらい本当に面白く、どんな役であれ、絶対に出演したいと思いました。主演できるという話を聞いたときは、嬉しかったです。生涯、忘れられない大事な初主演作になったと思います。

――今回演じられたサンウというキャラクターについて、教えてください。

 サンウは祖母と一緒に暮らし、生活が苦しい。そんな状況のため、大学を諦めて軍隊に行く決心をし、若くして多くの葛藤を経験するキャラクターです。辛い青春時代を送っていますが、それにもかかわらず、友達と一緒にいるときは、明るく前向きで純粋な若者です。

――役作りにあたり、心がけたことがあれば教えてください。

 実際、サンウという人物が20歳という年齢にしては、内面的な葛藤がとても重く、それを表現するために努力しました。しっかり内面的な演技が表現できたかは未知数ですが、僕の場合、祖母への思いや感情が大事なので、毎日撮影に臨む前に、祖母宛に手紙を書いてみたり、読んでみたりして、サンウの気持ちを感じようとしました。また、できるだけ自然に20歳のサンウを表現するため、ヘアスタイルも近所の美容室で切ったような感じにしようと、自分でセットして撮影に臨みました。

――サンウと似ている部分、似ていない部分があれば教えてください。

 僕とサンウが似ている部分は、優しくて、正義感があり、模範的で嘘をつかない、友達の面倒見がいいことです。似ていない部分は、サンウは親がいない状況で祖母のもとで貧しい幼少時代を送っていますが、僕はEXOの活動をしているように、環境が違うことですね。

2016.10.07(金)
文=くれい響