今日の絶景

今日の絶景

龍馬らを支えた異国の商人が暮らした
高台から長崎港の眺めを堪能する

Magnificent View #887
グラバー園(長崎県)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 開港まもない長崎に移り住み、幕末から明治初期にかけて活躍した外国人商人たち。スコットランド出身のトーマス・ブレーク・グラバーや、その部下でもあったフレデリック・リンガー、イギリス人商人のウィリアム・ジョン・オルトなど、日本の産業革命にも貢献した彼らが家族と暮らしたのは、海を見下ろす美しい高台だった。

 彼らの邸宅があった敷地内に、市内に点在していた9棟の洋館を移築したのが、グラバー園。園内には、日本瓦を用いた和洋折衷の洋館が立っている。

 メインの建物でもある旧グラバー住宅は、1863年に完成した、現存する日本最古の木造洋風建築。21歳で遠い異国の地から来日し、幕末の動乱の中、坂本龍馬ら多くの志士たちを陰で支えたグラバーが過ごした家は、激動の時代の証人でもある。

 グラバー園から見下ろすのは、長崎港。外国人商人たちが眺めた賑やかな港は、150年近く経った今でも、世界への玄関口となっている。

2016.03.05(土)

文=芹澤和美

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