今日の絶景

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ボスポラス海峡を見守り続ける要塞は
東ローマ帝国殲滅戦の拠点だった

Magnificent View #886
ルメリヒサル(トルコ)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 イスタンブールに残るルメリヒサルは、1452年に造られた要塞。オスマン帝国のメフメト2世が、東ローマ帝国の首都コンスタティノープル(現在のイスタンブール)を攻撃する拠点として造営した。その名は、「ローマの城」という意味を持つ。

 当時のコンスタンティノープルは、古代ローマ帝国以来の堅固な城壁に守られた難攻不落の都市。そこでメフメト2世は、黒海からやって来る東ローマ帝国の応援艦隊を狙い撃ちすることを計画。ボスポラス海峡で最も海幅が狭いここに要塞を造り、対岸にすでにあったもうひとつの要塞と併せて両側から、大砲で攻撃をしようとしたのだ。

 要塞の長さは約250メートル。建築には、約1万人もの労働者を動員し、わずか4カ月で完成したという。

 1453年、53日間の包囲の後に、コンスタンティノープルは陥落。街はオスマン帝国の首都となった。

2016.03.04(金)

文=芹澤和美

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