今日の絶景

今日の絶景

シカゴ大火でも焼け残った給水塔は
街の復興の美しきシンボルとなった

Magnificent View #885
シカゴ・ウォーター・タワー(アメリカ)

(C)Jose Luis Stephens / Masterfile / amanaimages

 シカゴのダウンタウンにあるこのタワーは、1869年に完成した旧給水塔。完成から長い間、ミシガン湖の水を汲み上げて市内に水を供給する重要な役割を果たしていた。アメリカで2番目に誕生した給水塔でもある。

 高さは42メートル。石灰岩を使ったゴシック様式の外観は、給水塔とは思えない優雅さだ。

 この塔が全国的に知られるようになったきっかけは、1871年のシカゴ大火だった。焼け残った唯一の公共建築物だったため、復興のシンボルとされたのだ。街はこの大火をバネに、急速に発展。現在はアメリカを代表する都市となっている。

 焼け残った建物はほかにもいくつかあるが、現存するものはこの塔だけ。摩天楼の中に残る古めかしい建物は、郷愁を誘う街の美しいランドマークともなっている。

2016.03.03(木)

文=芹澤和美

同じテーマの記事

もっと見る

TRAVEL} 新着記事

もっと見る

  • X BRAND
  • ILTM
ページの上部へ