伊豆花遍路で春を満喫!

伊豆花遍路で春を満喫!

文豪が愛した地には美味がいっぱい!
熱海のおいしいものを食べ尽くし

◆仏蘭西洋菓子 MONT BLANC(モンブラン)

一番人気のモカロール300円は、文豪・谷崎潤一郎氏が家族への土産としても買いに来たことで有名。店内ではケーキに合わせて厳選したアラビカコーヒー430円も飲める。

 洋食のシェフとして谷崎潤一郎と懇意だった先代店主が1947年にオープンした、フランス伝統のレシピを頑なに守り続ける洋菓子店。そのこだわりは店名に冠された“仏蘭西洋菓子”という文字からも伝わってくる。人気のモカロールだけでなく、すべての菓子が手作りのため、日によっては早々と売り切れてしまうことも。決して大量生産はせず、創業の志を受け継いで伝統の味を守っています。

仏蘭西洋菓子 MONT BLANC(モンブラン)
所在地 静岡県熱海市銀座町4-8
電話番号 0557-81-4070
営業時間 10:00~18:00(週末は19:00まで)
定休日 水曜

◆KASHI.KICHI

熱海駅前から続く坂を少し下った先に、ひときわ可愛いおしゃれなスイーツの並んだショーウィンドウが目にはいる。

 シンプルな店構えが熱海の街並みでは逆に目立って感じられるおしゃれな洋菓子店。JR熱海駅近くのカフェ「CAFE KICHI」の姉妹店で、地元食材と天然素材を融合させた焼き菓子が人気で、「こがしリング」(250円)は、来宮神社の「こがし祭り」にちなんでつくられた特別な一品。インテリアのようにスイーツが飾られ、レジ奥の厨房から甘い香りが店内を包むように流れてきます。

KASHI.KICHI
所在地 静岡県熱海市咲見町12‐10
電話番号 0557-48-7919
営業時間 11:00~19:00
定休日 火・水曜
URL http://kashi-kichi.cafe-kichi.com/

◆本家ときわぎ

戦後まもなく京都の宮大工を招いて建てた宮造りの店舗。木造建築の歴史が刻まれている。

 昔ながらの製法を守り続けている、大正年間の1918年から続く和菓子の老舗。小豆本来の風味豊かな羊羹、五穀のひとつでイネ科の黍を使ったきび餅は、熱海土産の定番。伝統を受け継ぐだけでなく時代に合わせた和風スイーツにも取り組み、なかでも店の名を冠した「常盤木(ときわぎ)」は、抹茶や柚の香りを活かしたスティックタイプの羊羹。フォークを使わなくても手にくっつかずに食べられると、若い女性に人気です。

左:店内の陳列棚も風格があり、同店と著名人との交流を物語る資料なども飾られている。
右:見た目もかわいらしいスティックタイプの「常盤木」(6本入 540円)。

本家ときわぎ
所在地 静岡県熱海市銀座町14-1
電話番号 0557-81-2228
営業時間 9:30~17:30
定休日 水・木曜(祝日の場合は営業)、不定休
URL http://www.tokiwagi.co.jp/

◆来の宮健康パン

ロングセラーの「こがしまんじゅう」(1個 100円)。大きな“來”の字は、たしかに御利益がありそうな……。

 来宮神社の近くにある昔ながらの和菓子店。店名にパンと付くのは、じつはかつてパン屋だったからで、先代を引き継いだ現在の店主が「健康パンの名前をそのまま引き継ぎたい」と思ってのこと。同店は「こがしまんじゅう」「くすくすサブレ」という“来福スウィーツ”をつくっており、まんじゅうのパッケージに印刷されている“來”の文字は、来宮神社公認のデザインです。

甘い菓子だけでなく、素朴な味わいのみたらし団子(1本 110円)も人気の一品。
「パン」にまつわるエピソードを知ると、店構えにも愛着が湧いてくる。

来の宮健康パン
所在地 静岡県熱海市福道町7-9
電話番号 0557-81-3378
営業時間 9:00~19:00
定休日 水曜

◆あをきのひもの本店

熱海銀座に面した本店は女性一人でも気軽に入れそうな明るい雰囲気。

 慶応2(1866)年創業の干物専門店。「干物は保存食ではなく生鮮食品」という考えに基づき、国産、近海の新鮮な魚にこだわっています。「朝食に干物」はいまでは当たり前の食文化ですが、当店創業時の熱海では、刺身を出すのが普通。とくに旅館などでは、刺身に飽きた客がうまい干物を求め、店の発展へとつながったとか。いまも昔ながらの製法で、伝統の味を継承しています。

店頭には天日干しした季節の近海魚が並ぶ。地物の金目鯛やイカだけでなく、伊勢エビや甘鯛などが並ぶことも。

あをきのひもの本店
所在地 静岡県熱海市銀座町10-20
電話番号 0557-81-2106
営業時間 8:30~18:30
定休日 木曜
URL http://www.aoki-himono.co.jp/

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2016.01.22(金)

取材・文=多田洋一
撮影=釜谷洋史

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