宇宙一小さな分子。だから水素は扱いにくいが素晴らしい

キャップを開けると水素吸蔵パウダーが水と反応して水素を発生。北海道羊蹄山の湧水使用で味もいい。ピラクア 340mLボトル 24本入り 10,390円(税込)/レッドホース ウェルネス

 “体に良いもの”や“美容に良いもの”における多くのブームが、一度思い切り盛り上がった後、だいたいが反動のようにするする盛り下がる。みんなが“体に良いもの”をつねに求めているから、ひとまず手放しに飛びついてしまうものの、一拍おいて頭を冷やして考えると、一転“ちょっと待てよ”となる。そこでいろいろネガティブ要素が見えてきて、逆に“悪者”に見えたりすることもあるのが、この世の常。

 でも見事なもので、本当に良いものは必ず復活してくる。他のものと比べても、やっぱりあれは良かったと、必ず振り返ってもらえるから、2度めのブームがやってくるのだ。1回めよりも小さいけれど、地に足のついた盛り上がりが。

 今、まさにそういう2回めの盛り上がりがやってきているのが、水素水。言うまでもなく、活性酸素を除去するきわめて精度の高い働きが、肌と体の若返りのカギとして大いに注目を浴びたわけだが、最初のブームにケチがついたのは、ひとつに勢いあまって怪しげな水素水が市場にたくさん出回ってしまったから。

 もともと無味無臭、“ただの水”と見分けがつかないことから、水素水のふりをした製品が多く出回っているとの噂が、その魅力を半減させたのだ。

 いやそれ以前に、水素は“分子”がとことん小さく、蒸発しやすいために、その安定性が大きな課題だった。つまり、容器によっては水素が抜けてしまったり、そもそも“分子状水素”が入っていないものまであるのに、使い手はそれをジャッジできない。また目安として、0.8~1.09ppmの水素濃度がなければ効果がないのに、そこまで入っていないものも……。“水素サプリ”についても、やっぱり疑わしいものが多く、“水素美容”そのものに警戒心を持つ人も多くなってしまったのだ。

 でも最近また盛り上がりを見せるのは、そういう疑いを晴らした“信頼できる水素もの”がちゃんと結果を出しているから。

2016.01.01(金)
文=齋藤 薫
撮影=吉澤康夫

CREA 2016年1月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

冬にしたいふだんのこと、と映画

CREA 2016年1月号

冬にしたいふだんのこと、と映画

定価780円