「界 津軽」で雪見酒と鮪づくしを堪能

CREA1月号の特集は「冬にしたいふだんのこと、と映画」。寒い日もちょっと楽しくなるようなさまざまな雑貨や時間の過ごし方を紹介している。そして冬といえば温泉。日本らしさと快適さを追求する温泉旅館ブランド「星野リゾート 界」では、その土地ならではの特別な現代湯治を提案している。

東北や北陸の豪雪地域に見られる、樹木を雪から守るために施される雪吊り。「界 津軽」の雪吊りライトアップは17:00~23:00。

 青森県で昔から湯治場として親しまれている大鰐温泉に佇み、白神山地や奥入瀬渓流にもほど近い「界 津軽」では、津軽の雪と大間の鮪をたっぷり楽しめる贅沢な滞在を。

 夜の庭園を美しく浮かび上がらせる“雪吊りライトアップ”。ライトアップは23時までだが、19~20時の1時間限定で内湯の大きい窓を開ける“御開帳風呂”は、内湯からこの光景が楽しめる。雪国の美しい景色を眺めながらぽかぽかに温まりたい。

左:りんごたっぷりの果実風呂と雪人参ジュースは5:00~11:00に提供される。
右:そのほか15:00~19:00には雪見酒も。まさに極楽。

 翌朝は青森名物のりんごがぷかぷか浮かぶ“りんごの果実風呂”でいい香りのお湯にゆっくりつかり、白神山地名物の雪人参ジュースでリフレッシュ。朝陽に輝く雪を眺めての入浴は最高。朝晩で二度楽しめる変わり湯だ。

新鮮な大間鮪を刺身、鍋、寿司などでたっぷりと味わえる鮪づくし会席。

 夕食はねぎま鍋など、大間鮪をたっぷり味わおう。アップグレードすれば鮪づくしの会席も。またすべての先付けで、手の込んだ大間鮪の羽二重造りがついている。

粥状にしたお米を裏ごしし、塩とりんご酢で味をつけ、鮪赤身で巻いた先付け。羽二重餅のようなもちもちした食感が美味。

星野リゾート 界 津軽
所在地 青森県南津軽郡大鰐町大鰐字上牡丹森36-1
電話番号 050-3786-0099(界予約センター)
URL http://kai-tsugaru.jp/

文=榎本市子