#07 高輪 貴賓館(品川)

1911年に宮家の邸宅として竣工されたフランス・バロック様式の館

重厚感あふれ、厳かな中にも温かさを感じる「貴賓館」内のウエディングチャペル。

 「グランドプリンスホテル高輪」のシンボルともいうべき「高輪 貴賓館」は、古きよき佇まい、美しき伝統を今に残す洋館。1911年に宮家の邸宅として竣工されたフランス・バロック様式の館で、明治時代から多くの要人をもてなしてきた。1972年に建築家・故村野藤吾氏の手により改修され、華やかな由緒正しき邸宅という雰囲気を醸しつつ、バンケットとしての使いやすさも兼ね備えた施設に。現在は新しい門出を祝福するウエディングセレモニーやさまざまな会食の場として利用されている。

 この「高輪 貴賓館」は、品川駅から徒歩5分という好立地にありながらも、四季を彩る花や豊かな木々に包まれ、都会の喧騒とはかけ離れた抜群のロケーション。緑の中に映えるクラシカルな洋館を舞台に、映画のワンシーンのように心に余韻を残す、アットホームなウエディングを叶えてくれる。

 正統派志向なら、重厚感あふれ、厳かな中にも温かさを感じる「貴賓館」内のチャペルでの挙式を。ほかにもガーデンを利用したセレモニー、ホテル内施設(チャペル、神殿)でキリスト教式、神前式、人前式など、さまざまなセレモニースタイルがセレクトできるのもポイントだ。

2015.12.02(水)
文=立花奈緒(ブレーンシップ)