穀物や野菜を中心とした食事法、マクロビオティック。この連載では旬の食材を使った簡単マクロビレシピを紹介します。オールベジとは思えないしっかりしたおいしさと食べごたえは、週末のブランチや友人の集まるパーティレシピにもぴったり。ストイックになりすぎない「ゆるマクロビ」をはじめましょう。

「ほうれん草」のブルスケッタ

 ほうれん草とキノコを使って、ガーリック風味のオイルマリネを作り、ブルスケッタに仕上げます。

 ポイントは、加熱用と仕上げ用の油を使い分けること。

 加熱しても酸化しにくいごま油を使ってニンニクとほうれん草を炒めた後、仕上げにエキストラバージンオリーブオイルでマリネします。そうすることでオリーブオイルのフルーティな香りを楽しめるだけでなく、体に良い成分を壊すことなく摂ることができますよ。

 オリーブオイルを使ったレシピ全般に応用できる技ですので、是非色々と試してみてくださいね。

【旬の食材】ほうれん草

 「ほうれん草」は、西アジア原産で世界各地に伝播し、アジアで東洋種が、ヨーロッパでは西洋種が生まれました。現在の日本で栽培しているのは東洋種と西洋種が交配されたものが多いようです。

 マクロビ的には、含まれるシュウ酸(体内でカルシウムと結びついて結石の原因となる)が、体内のナトリウムを消し陰性に傾けるという考えから、他の青菜に比べ積極的に摂ることをすすめてはいません。

 そのため、食べる際には必ず湯がいてシュウ酸を減らして調理します。また湯がいた後で水にさらすことにより、さらにシュウ酸を減らすことができますが、そうすることで他の栄養素も流れやすくなるため、長い時間水にさらすことは避けましょう。

 何と言っても、緑黄色野菜の中でも栄養価は抜群で、鉄、マグネシウム、マンガン、亜鉛などのミネラル類を豊富に含むほか、鉄の吸収を助けるビタミンC、造血作用のあるビタミンB6と葉酸を含んでいるため、特に貧血症の方には頼れる存在。

 「ポパイ」のパワーの源で知られる栄養満点のほうれん草、調理法を工夫して日々の食事に取り入れてみてくださいね。

2015.11.17(火)
文=中村恭子
撮影=秋元良平