古関千恵子の世界極楽ビーチ百景

古関千恵子の世界極楽ビーチ百景

サーフカルチャーと混沌の空気漂う
バリの名所クタビーチの人気が再燃!

#070 Kuta Beach
クタビーチ(インドネシア)

70年代のクタはフリー&イージーな空気に満ちていた

夕暮れになると、ローカルや観光客がクタビーチに集まり、一日のおしまいを見届けます。

 1万を超す島々からなるインドネシアの中で、首都があるというわけでもなく、特に面積が大きいわけでもないのに、最もポピュラーな存在なのが、バリ島。独立国だと思い込んでいる人がいるほど、その名は浸透しています。

 今や不動の人気を誇るデスティネーションに成長したバリ島ですが、最初のリゾート地は60年代のサヌール。エリザベス女王やヨーコ・オノなどのセレブリティが訪れる、元祖隠れ家リゾートだったそう。

4~9月の乾季が西海岸のサーフィンシーズン。10~3月は東海岸がオンに。通年、どこかしらに波が立っています。

 やがて70年代に入り、グッドウェイブを求めるサーファーたちがバリ島を目指し、クタ&レギャンにサーフカルチャーが開花。友人に見せてもらった当時の写真には、まだ未舗装のレギャン通りを、ボードを抱えたサーファーがバイクで二ケツ走行する様子が。いかにもフリー&イージーな空気が伝わってきました。

 わたしが初めてバリ島を訪れたのは1997年のこと。当時はヌサドゥアに大型ホテルが続々と誕生し、ジンバランが新興リゾートエリアとして注目を浴び始めていました。その頃、わたしが拠点としていたのはクタビーチ周辺。

 こんがらがったような細い路地に、埃をかぶったアクセサリーやビンタンTシャツを並べた土産物店、ワルン(地元向け食堂)やロスメン(安宿)がぎゅうぎゅうとひしめいているエリアです。

<次のページ> バリ島のリゾート開発の歴史を振り返る

2015.11.14(土)

文・撮影=古関千恵子

同じテーマの記事

もっと見る

TRAVEL} 新着記事

もっと見る

  • ILTM
ページの上部へ