ロンドンのクリスマス・フェアで
未来のヒット商品をチェック！

使うのがもったいない、美しい紙製品

左：サイズの違うノートブック(3.20～3.60ポンド)。
右：使うのがもったいないようなラッピングペーパー(各2.50ポンド)。

 美しいパターンとバリエーションの豊かなカードやノートなどの紙製品や、マグカップなどを製造・販売する「Imprint」。なんと画家、テキスタイル・アーティスト、陶芸家という才能溢れるケンブリッジの三姉妹がタッグを組んで立ち上げた会社とのこと。「Ugizawa」と名づけられたパターンは、日本のモチーフを元にしているというだけに、どこか懐かしい印象です。

ポストカードの整理に重宝しそうなボックス(18ポンド)など、ボックスのバリエーションも豊か。

英国らしいファンタジックなイラスト

 繊細な線画イラストの入ったアイテムを販売しているのは、「Crumble Cottage」です。英国らしいファンタジーの世界は、経営者でありアーティストのスティーブン・ヨークさんの書いた絵本「Christmas at Crumble Cottage」から生まれたもの。インクとペンでディテールが細かく描き込まれたイラストは、1点描き上げるのに1週間かかることもあるそうです。

 日本で開催された英国フェアに商品を出品し、好評を博したことも。英国児童文学の『たのしい川べ』やピーター・ラビットの世界観が好きな方におすすめです。

「Crumble Cottage」を経営するスティーブン・ヨークさんご夫妻。スティーブンさんがイラストを担当しています。

プレゼントを入れる靴下やバッグなど、この季節のアイテムも充実。

小型犬のための高級カシミアセーターとスヌード

 「Ruby Rufus」は、小型犬のための高級カシミアセーターとスヌードを製造・販売しています。デザイン性だけでなく、カシミアはちくちくしない、という観点から犬にとって快適な素材なのだそう。

 「私自身のセーターよりも、いい素材なんですよ。今年は韓国にも進出しましたし、ぜひ日本の皆さんにも試していただきたいですね」と経営者のルビーさんは話します。

カシミア100パーセントのセーターは、70～95ポンド。やわらかでちくちくしない素材です。

文・撮影＝安田和代(KRess Europe)