30日間を要する究極のデトックス滞在も可能!

緑豊かなガーデンに伝統的な民家建築のヴィラが点在しているジェットウィング・アーユルヴェーダ・パビリオンズ。

 ジェットウィング・アーユルヴェーダ・パビリオンズはどこか田舎町の診療所のような建物がノスタルジックな印象のウェルネスリゾート。

 まずは、ドクターによるカウンセリングから始まります。ドクターは話を聞きながら、その時、その人に必要な施術をチョイスしてくれます。施術のプログラムは、その日の天候や気温、そのゲストの体調やバイオリズム(占星術のホロスコープも参考にするとか)から、決定されます。

左:滞在しているヴィラのガーデンでドクターのカウンセリングを受けます。
右:“スパ・トリートメント”というよりも、“施術”と呼びたくなる、伝統的な療法。

 ドクターの指示により、スリランカのサリーをまとった女性がてきぱきと漢方薬を用意してくれます。目の周りに土手を作るトリートメントの“ネトラバスティ”など、できれば日本ではなかなか体験できないような派手なメニューを心の奥で望んでみたものの、今、私に必要とされているのは、オイルマッサージだそうで……。もちろん、気持ちが良かったのは言うまでもありませんが。

リゾート気分も味わえます。

 ジェットウィング・アーユルヴェーダ・パビリオンズでは愛らしいヴィラに滞在しながら3日間から用意されている身体のリズムを取り戻すプログラムから、30日間かける究極のデトックス“パンチャカルマ”まで体験できます。

 ニゴンボはスリランカ5番目の都市というけれども、海岸線と並行した通りを歩いていて目にするのは、レンガを積み上げた建物に無数の看板、道端に客待ちする三輪オートリキシャにちょっと埃っぽい空気。漁村の名残とアジア特有のユルさ、そして祭の前夜のような高揚感に似たものを感じました。約30年前のプーケットのカロンビーチの空気感を思い出しました。

一直線に伸びたベージュ色のビーチ。素朴さがじわじわ効いてきます。(C)トラベルファクトリージャパン(外部サイト)

 モルディブ帰りに、できれば海辺のリゾートに2、3日滞在。あるいは、スリランカ目的で訪れて、本格的にアーユルヴェーダ。空港から黄金海岸をがんばって南下しなくても、リラックスできるビーチです。

ニゴンボ
●アクセス バンダラナイケ国際空港から車で約30分
●おすすめステイ先 ジェットウィング・ブルー
URL http://www.jetwinghotels.com/jetwingblue/

【日本での問い合わせ先】
ジェットウィングトラベルズ&ホテルズ

電話番号 03-3476-7277

古関千恵子 (こせき ちえこ)
リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/5世紀あまり。世界各国のビーチを紹介する「世界のビーチガイド」で、日々ニュースを発信中。
「世界のビーチガイド」 http://www.world-beach-guide.com/

Column

古関千恵子の世界極楽ビーチ百景

一口でビーチと言っても、タイプはさまざま。この広い世界に同じ風景は一つとして存在しないし、何と言っても地球の7割は海。つまり、その数は無尽蔵ってこと? 今まで津々浦々の海岸を訪れてきたビーチライター・古関千恵子さんが、至福のビーチを厳選してご紹介します!

2015.10.24(土)
文・撮影=古関千恵子