ローカルブームを牽引するのはブルックリンだ。

 エコノミーショックのあとマンハッタンからブルックリンに移った若者が起業し、ブルックリン産の物作りにチャレンジした。

 流行りに乗っかっただけの人たちはもういない。いま軌道に乗っているのは、商品への愛と地元とのコミュニケーションを大切にしている“ヒップスター”ばかりだ。

» 第1回 人気のアーバン・ワイナリー「Brooklyn Winery」
» 第2回 地ウイスキー蒸留所「Kings County Distillery」
» 第3回 ご機嫌なビール工場「Brooklyn Brewery」
» 第4回 日本未輸入の大人チョコ「Nunu」
» 第5回 メイドインNYのジャム「Anarchy in a Jar」

◆ Heatonist (ヒートニスト)

兵庫県篠山市の近藤さんが作ったハバネロも

ニューヨーク産にはスペースを大きく取っている。

 棚には世界中から集めたホットソースが整然と並んでいる。どこで誰が作ったか、またそのストーリーを重要視してセレクトしている。少量生産のところのものが多い。兵庫県篠山市の近藤さんが作ったハバネロも入荷していた。

テイスティングもできる。ナチュラルな素材を使っているものばかり。

 2015年の春、ブルックリンでも特に人気のエリア、ウィリアムズバーグにオープンしたばかりだが、既に「友達にあげたいんだけど一番辛いのある?」と買いに来る人や、料理に合わせて選びに来る人で賑わっている。

オーナーのノアはカナダ出身。タイラー(左)はラスベガス出身。

Heatonist(ヒートニスト)
所在地 121 Wythe Ave., Brooklyn, NY
電話番号 +1-718-599-0838
営業時間 12:00~20:00
定休日 無休
URL http://heatonist.com/

文=CREA Traveller編集部
撮影=橋本 篤
コーディネート=日比野靖代(fish*co.)