ご当地のお楽しみ その3
「出雲大社に縁結びのパワーを感じて」

出雲大社の2番目の鳥居である勢溜は、歴史を感じさせる木製の鳥居。ここから本殿に向かって下り参道が続く。

 美肌の湯と海の幸、そして飛鳥の昔から続く伝統芸能を堪能した「界 出雲」。

 やはり出雲の地まで来たら立ち寄りたいのが縁結びの神でもあるオオクニヌシノミコトを祀る出雲大社。前篇のインタビューでも伝統工芸の若手作家達が、「星野リゾート 界 出雲」で作品を展示するようになったのには、出雲ならではのご縁を感じると述べていたように、この地には縁結びの信仰が根付いているように思われる。

 60年ぶりの平成の大遷宮で新しく本殿の屋根が葺き替わったが、その堂々とした姿に改めて畏敬の念を抱く。本殿に至るまで4つもの鳥居をくぐり、緑深い参道もまた何か気が満ちているように思える。

 旧暦の10月、今の暦では11月には「神在祭」が行われ、全国の神様がここに集まって、十九社という本殿の東西に並ぶ社に泊まられるそう。2015年は11月21日(土)の夜から28日(土)までが神在祭の期間にあたり、神迎神事が行われたり、期間中は特別に十九社の扉が開かれ一般公開される。

 神の国だけあって美味しいもの、温泉が集まる出雲での非日常の滞在で、心も満たされた感じがするのは、神様のご利益かもしれないと思える旅だった。

「界 出雲」の日本庭園を望むロビーは、静かで寛げる。

星野リゾート 界 出雲
所在地 島根県松江市玉湯町玉造1237
電話番号 050-3786-0099(界予約センター)
URL http://kai-izumo.jp/

小野アムスデン道子 (おの アムスデン みちこ)
ロンリープラネット日本語版の立ち上げより編集に携わったことから、ローカルグルメや非日常の体験などこだわりのある旅の楽しみ方を発信するトラベル・ ジャーナリストへ。エアライン機内誌、新聞、ウェブサイトなどへの寄稿や旅番組のコメンテーター、講演などを通して、次なる旅先の提案をしている。
Twitter https://twitter.com/ono_travel

Column

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2015.10.18(日)
文=小野アムスデン道子
撮影=山元茂樹

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