名店のバーテンダー監修の抹茶カクテルも

「抹茶葛ねり」900円。別添えの和三盆のシロップをお好みでかけて。杏のコンポート付き。

 すっかりリラックスモードに入ったところで、黒豆茶は2煎目。これに合わせて、「抹茶葛ねり」を追加注文しました。葛ねりを包んだ笹の葉っぱをめくると、中から現れた姿は、お皿を持つと震えるほどのやわらかさです。甘さは控えめで、上質な抹茶のまろやかな味わいが、なめらかに広がります。しあわせ~。ほっこり~。頬がゆるみます。

笹の葉を開くと、やわらかな「葛ねり」が現れます。

 そして黒豆茶は3煎目。三度目の正直と言いますが、この場合は3煎目のバカ正直でしょうか。好奇心にバカ正直になって抹茶パフェをいただいてみたところ、期待通り、背の高いパフェグラスが登場しました。中には最高ランクの抹茶を使ったアイスクリームとなめらかな本わらび餅、作りたての白玉、小豆、杏のコンポート、チュイルが入っています。上質な素材を生かしたパフェは、思っていたより甘さ控えめで、大人っぽい雰囲気。お茶屋バーの雰囲気に合いますの~。

「林屋新兵衛 特製パフェ」1,700円。お茶を注文すると、300円引きになります。
餅米の香りがする皮に包まれた「おつまみもなか」1,600円。中身はキャビア、サーモン、レーズンバター、チーズ、季節のもの。

 再びメニューを開けば、この他にも気になるものが色々。抹茶カクテルは銀座の名店「バー レイジ」のバーテンダーさんが監修していると聞けば、次回必ず! と気がはやります。来月は和最中をつまみにシャンパンを飲んで、それから「みな美」の出前のおばんざいと共に、日本酒ベースの抹茶カクテル「金沢」(1,200円)をいただきます! と思いながら気付いたのは、このお店、甘味屋さんとしては入りにくいけれど、バーとしては入りやすいということ。「おひとり様バー」デビューをしたい方々にも、是非おすすめしたい一軒です。和菓子とカクテルでほっこりできるカウンターは、銀座でもなかなか貴重です。

銀座 林屋新兵衛
所在地 東京都中央区銀座7-4-5 銀座745ビル1階
電話番号 03-6280-6767
営業時間 月~土曜 11:30~23:00、日・祝 11:30~21:00
定休日 不定休
URL http://www.kyo-hayashiya.com/ginza.html

小松めぐみ (こまつ めぐみ)
東京都生まれ。食い道楽の親の影響で、10代半ばにして料理に目覚める。大学卒業後、出版社勤務を経てフリーランスに。2000年に独立し、主に雑誌で飲食関連の記事を編集している。

Column

小松めぐみの和菓子で和む、ほっこり時間

落ち着いた和の空間で和菓子をいただき、ほっこり和む、幸せな時間。仕事の合間や散歩の途中に、自分の時間を取り戻せる甘味屋さんをご紹介します。

2015.10.07(水)
文・撮影=小松めぐみ